投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米中の通商対立が不安材料だ。中国商務部は5日、ドローンや関連部品、技術などの米国向け輸出に関する審査を厳格化すると発表。同日適用する。米政権が先月、中国新疆ウイグル自治区での強制労働に関与したとして新たに43社の輸入禁止措置を取ると発表。対抗措置とみられている。習近平・国家主席が9月訪米し米中首脳会談を行う前に、両国が駆け引きをしているとの見方だ。米ハイテク株安も逆風。人工知能(AI)の巨額投資に対する警戒感が再燃し、昨夜の米株市場ではナスダック指数が0.8%安と5日ぶりに反落している。中国の海外課税強化も懸念材料。複数メディアが5日報じたところによると、中国の一部都市でオフショア(香港を含む)保険の運用益に対し、最大20%の個人所得税が課税されている。市場関係者の間からは、不動産収益にも課税強化の動きが出ると懸念する声が聞かれた。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港に拠点を置く保険・不動産の下げが目立つ。AIAグループ(1299/HK)が8.7%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が5.4%安、新鴻基地産発展(16/HK)が5.2%安、長江実業集団(1113/HK)が3.9%安、恒基兆業地産(12/HK)が3.4%安で引けた。
半導体セクターも安い。愛芯元智半導体(600/HK)が6.6%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.0%、キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)が3.3%、瀾起科技(6809/HK)が2.7%ずつ下落した。
医薬セクターもさえない。艾美疫苗(6660/HK)が4.8%安、剤泰科技(北京)(7666/HK)が4.3%安、江蘇恒瑞医薬(1276/HK)が3.3%安、南京英派薬業(7630/HK)が2.1%安で引けた。
半面、産金・非鉄セクターはしっかり。霊宝黄金(3330/HK)が3.6%高、招金鉱業(1818/HK)が2.8%高、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.3%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.9%高、江西銅業(358/HK)が1.4%高で前場取引を終えた。
本土マーケットは小幅ながら3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.01%高の3878.92ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。資源・素材なども買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











