スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(21)が12日(日本時間13日)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われたメジャーのドラフトで、マーリンズから8巡目(全体235位)で指名を受けた。

 日本人選手がメジャーのドラフトで指名を受けるのは、昨年ハワイ大の武元一輝投手がアスレチックスから19巡目(560位)指名を受けたのに続いて2年連続。

過去には13年に加藤豪将(現ブルージェイズスタッフ)がヤンキースに2巡目(66位)、23年には西田陸浮がホワイトソックスから11巡目(329位)指名を受けてメジャーに昇格した例がある。

 麟太郎は昨年10月のNPBのドラフトでもソフトバンク、DeNAから指名を受けて、ソフトバンクが交渉権を獲得。前日11日(同12日)のドラフト初日の4巡目まで、全体135位までには名前が呼ばれなかったが、2日目に吉報が届き、NPBのチームにドラフト指名を受けて交渉期間中にメジャーのドラフトで指名される異例のパターンとなった。

 花巻東高で高校通算140本塁打を放ち、当時からプロ注目の存在だったが、スタンフォード大進学を決断。勉学と両立させながら、米国2年目シーズンの今季は54試合で打率2割6分2厘、16本塁打、47打点の成績を残した。6月23日(同24日)からは、MLBの有力ドラフト候補がアリゾナ州フェニックスに一堂に会して、メジャーの編成担当らに能力を示す「ドラフトコンバイン」に参加。打撃練習で飛距離約140メートルの特大アーチを放ってアピールしていた。

 5日に岩手県内で取材に応じた際にはMLBドラフトを待つ思いを「楽しみです。自分自身が今までやってきた結果としてどういう評価を頂けるか率直に楽しみ。一方で緊張したり、不安に思うこともあるので、ちょっといろんな複雑な思いを抱えながら、迎える形になる。人と違うシチュエーションなので、ホークスさんからも指名をいただいていますし、複雑な思いもすごいあるなと思いますし、それを含めても自分自身で覚悟して選んだ道ですし、それを受け入れなければいけない。しっかり向き合って考えなければいけない時間だと思う。

楽しみですけど、かなりだいぶ緊張しているところはあるかなと思います」と吐露していた。

 今後の進路はメジャー球団と契約、ソフトバンク入り、スタンフォード大残留の3つが軸となる。ソフトバンクとは1、2日に福岡で面談や施設見学などを行った。MLBの今年の交渉期限は米東部時間の今月27日午後5時(日本時間28日午前6時)までで、NPB球団との交渉期限は7月31日。「自分の気持ちがこれからどうなるかというところかなと思っている」とも口にしていた麟太郎。今後の決断からも目が離せない。

 ◆佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう) 2005年4月18日、岩手・北上市生まれ。21歳。幼少時から野球を始め、江釣子(えづりこ)中では生徒会長も務め、大谷翔平の父・徹氏が監督を務める金ケ崎シニアに所属し、2年夏に「4番・三塁」で東日本選抜大会優勝。花巻東では1年春から「2番・一塁」でレギュラー。高校通算140本塁打。24年秋、スタンフォード大に進学。

大学2年間では106試合に出場し、23本塁打、88打点、打率2割6分5厘。今年6月には185センチ、122キロ。

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