◆第108回全国高校野球兵庫大会▽3回戦 市尼崎10―0神戸第一=8回コールド=(13日・明石トーカロ)

 ヤクルト・池山隆寛監督の母校でもある市尼崎が8回コールド勝ちで4回戦へ進んだ。

 市尼崎の応援団の傘の花が開いて大きく揺れたのは試合の終盤だ。

6回まで無得点も7回、3安打に2四球を絡めて4点を先制すると、8回には打者10人の猛攻で6得点。18安打10得点の大勝を椎江博監督は「終盤の1点にこだわる野球をやっていたので、終盤の1点にこだわろうとしか言っていないです」と振り返った。

 投げては今大会初先発の背番号10・北浜温陽(2年)が好投した。参考にしているという巨人・大勢のようなサイドスロー。キレのある速球、スライダーで相手打線を打ち取っていった。

 80球で被安打1、8奪三振、1死球というほぼ完璧の内容。「あまり緊張はしませんでした。自分が完全試合をするくらいの勢いでいこうと思っていました。テンポよくいけました」と玉の汗が浮かぶ顔をほころばせた。

 池山監督はシーズン中とあって現地での観戦はできないが、知人からの連絡などで母校の結果をチェックしている。自身は83年夏に出場しており「去年の秋も近畿大会に出ているから楽しみ。僕のあとは1回(2016年)しか出ていないので、甲子園目指して頑張ってほしい」と後輩たちにエールを送る。

 「先輩らに続いて何とか頑張ってほしいと思います。(兵庫は)みんな投手がいい。一発勝負は何が起こるかわからない。絶対はないので」と椎江監督。10年ぶり3度目の出場へ、母校の躍進が昨年最下位からのリーグ優勝を目指す池山監督の力になるはずだ。

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