鹿島は15日にキャンプ地の福島・JヴィレッジでJ2仙台と対外試合(45分×3本)を行い、5―0で大勝した。
鬼木達監督は3本合計135分間を振り返り「ずっと2部練習をやってきた中で、体はきつかったと思うが、(シーズン中の)連戦を想定したやろうという話をして臨んだ。
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1本目は2―0。開始早々の左サイドバックのDF安西幸輝のクロスを右サイドバック起用のDF津久井佳祐が頭で合わせ、先制に成功。中盤も含め、もやは本職がどこなのかわからないほどにフル稼働している津久井だが、DF濃野公人が欠場、DF小池龍太がサイドハーフ起用となった中で、右サイドバックのポジションでも結果を残した(なお、鬼木監督は「ゴールはおまけです」とニヤリと笑っていた)
圧巻だったのは2点目。MFマテウスブエノが中盤の位置から前線のスペースに軽やかなパスを落とすと、これにレオセアラが追いつき、最後は相手GKの頭上を射抜いた。
“ホットライン開通”も予感させる鮮やかな得点に、マテウスブエノは「レオが大声で要求してくれたので、自分も気づくことができた」とご満悦。「どんなにいい試合だったとしても修正点というのはある。もっと敵陣でプレーする時間を長くすれば、自分たちの強みは生かせる」と高みを見据えた。
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8人を入れ替えてスタートした2本目は、停滞感漂う0―0だった。序盤にMF柴崎岳が相手との接触で交代となったことも影響したか、うまく前線4枚と中盤のつながりが生まれず。1本目から2本目序盤まで出場したDF関川郁万が「あまりにミスが多すぎた」と語ったように、連日の2部練習による疲労が懸念される選手たちがこの2本目に固まっていた印象もあり、前線でボールを失う場面が多すぎた。
鬼木監督も「自分たちのミスで何回もロストして苦しんでいた」と振り返った。エウベル、チャヴリッチ、徳田誉らゴール直結の動きをアピールしたかった選手たちは不発に終わった一方、多くの時間を守備に割いた中での無失点には「最後はやらせない」という意思統一を感じさせた。
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3本目は「ユース、やはり強し」を印象づける3―0に。11人の大半がユース勢という並びとなったが、仙台側のプロ選手にも負けじと体を張り、素早い攻守の切り替えでフィールドを支配していく。滝澤周生、高木瑛人、大貫瑠偉の3人にゴールが生まれた。
トップチームは荒木遼太郎の離脱により、現在は28人体制となっている。少人数制はユースの充実によるものも大きく、鬼木監督も「2本目が引き分けた中で、3本目にああやって勝ってくれたことはすごく大事なこと。そういう意味では非常に良かった」とうなずいた。
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ここまでは一言で言えば「順調」か。チームは16~18日の3日間のトレーニングを非公開で実施し、キャンプを打ち上げる。オフを挟んで鹿嶋での再始動となってからは、8月7日のJ1開幕戦横浜FM戦(MUFG国立)に向けた“仕上げ”のフェーズへと入っていく。(岡島 智哉)

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