◆JERAセ・リーグ 巨人1―5中日(18日・東京ドーム)

 拙攻が敗戦に響いた。巨人は相手の9安打を上回る13安打を放ちながら、13残塁で1得点に終わり、連勝は3でストップ。

先発野手全員安打で敗れるのは昨年9月14日・DeNA戦以来となった。相手先発・涌井に粘投を許し、橋上監督代行は「うまくかわされてしまったなという感じでしたね」と険しい表情を浮かべた。

 プロ22年目の右腕とは今季2度目の対戦。初回は1死一、二塁、6回は1死から一、三塁をつくったが、得点には結びつかなかった。涌井から毎回安打を放ったが、勝負どころでの制球力と的を絞らせない投球術に屈し、6回2/3を12安打1得点。指揮官代行が「なかなか先頭打者が出塁できなかった」とも振り返るように、いずれの回も先頭は出塁できず、得点への流れを呼び込めなかった。

 これで不惑のベテランとは今季13回2/3を2得点で防御率1・32。前日17日は坂本の3ランでサヨナラ勝ちを飾ったが、プロ16年目の先発・大野には6回1得点で、今季5戦1勝3敗、防御率0・49。連日ベテランの老練な投球に苦戦している。首位を争う相手からの勝利ももちろんだが、下位からも確実に白星を挙げていきたいだけに、いち早く完全攻略を果たしたい。

 ルーキーを援護できない戦いも目立つ。竹丸にはこの試合、援護点0。

前回先発した11日・DeNA戦は5得点で左腕に6登板ぶりの白星がついたが、それまでは7登板連続援護が2得点以下。3、4月は5登板で援護率4・3だったが、5月以降は9登板で同1・5と恵まれない数字が残る。「たまたまだと思う」と橋上監督代行は語るが、開幕から奮闘するドラ1を何とか打線がサポートしていきたいところでもある。

 黒の3rdユニホーム着用試合では今季5戦目で初黒星となったが、吉川の再昇格後初安打など好材料もあった。泉口、浦田を含めた3人について「今ポジションは二遊間で2つですから、うまく三塁で起用することもあるでしょうし、あとは連戦中にタイミング見て誰かを休養させる形の起用法を今のところ考えています」とも先を見据えた橋上監督代行。前を向いて9連戦の残り4戦を戦い抜く。(田中 哲)

 ◆記録メモ 前回何と0点 巨人は13安打しながら1点止まり。巨人が13安打以上しながら1得点以下だったのは(安打の四角数字は延長戦)

年・月・日 スコア相手[安]

42・5・1○1―0阪急(15)

44・7・8●1―2朝日(13)

66・9・11△1―1産経(14)

85・9・19●1―8中日14

89・8・4●0―4大洋13

26・7・18●1―5中日13

 6度目。3度は延長戦で、9回試合では85、89年に次いで今回が3度目の不経済ぶり。

 ◆竹丸の今季登板日のスコアと巨人打線の安打数

3月27日VS阪 神(東京D)3〇1=6安打

4月3日VSDeNA(東京D)1●3=7安打

  10日VSヤクルト(東京D)3〇2=5安打

  22日VS中 日(前 橋)5〇1=13安打

  29日VS広 島(東京D)4〇2=8安打

5月6日VSヤクルト(東京D)0●5=6安打

  17日VSDeNA(東京D)1〇0=8安打

  24日VS阪 神(東京D)3●6=6安打

  31日VS日本ハム(エスコン)0●3=6安打

6月12日VS西 武(ベルーナD)0●3=2安打

  19日VS中 日(東京D)2●3=11安打

7月4日VS中 日(バンテリンD)1●2=4安打

  11日VSDeNA(横 浜)5〇4=8安打

  18日VS中 日(東京D)1●5=13安打

 ◆援護率 投手が、自身の登板中にもらえた味方打線の得点を、1試合(9イニング)平均で換算したもの。竹丸の場合、3、4月の5登板では味方が援護イニング27回に対し13得点で、援護点は1試合平均4・3点。5月以降の9登板では同60回に対し10得点で、1試合平均1・5点となる。

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