◆JERAセ・リーグ 巨人3―1広島(20日・東京ドーム)

 フルスロットルの6球だった。巨人・森田は起用を意気に感じた。

3―1の8回1死一塁。坂倉、小園が続く場面で左キラーとして送り出された。「絶対抑えたい。(井上)温大の勝ちを消さない」。プロ入り最速を更新する152キロの速球で押し込み、広島の中軸を二ゴロ、遊飛。「初球から100%の球を投げられた」。入団3年目、通算15登板目で初ホールドをもぎ取った。

 一発出れば同点の場面。9連戦中で勝ちパターンの一角、同じ左腕・中川の負担を減らすため投入された。法大―ホンダ鈴鹿からのプロ入りで既に29歳。「変えることはない。できることを整理して、いい準備ができた」と浮足立つことがなかった。

先発時より出力を大幅に上げ、2アウトを奪うことに全集中。ボールは1球、直球は全て150キロ台と攻め込んだ。

 大勢を欠く救援陣で田中瑛、中川らはどうしても登板過多になる。橋上監督代行は「(勝利の)非常に大きなポイント。彼がああいうところで登板できるようになればブルペンの幅も広がる。さらに期待したい」と絶賛。森田も「結果で信頼を勝ち取る。首脳陣の方に使いたいと思われる投球をしたい」と燃えた。(堀内 啓太)

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