◆JERAセ・リーグ 巨人11―5広島(21日・東京ドーム)

 華麗な先制劇だった。泉口は一塁上で肘当てを外しながらにっこり笑った。

「チャンスで打つことができて良かったです」。初回無死一、二塁、先発右腕・岡本の8球目、外角チェンジアップを捉えた。鋭いゴロが二遊間を破った。2回1死三塁でも左犠飛を放ち、2打点で勝利に貢献した。

 本来の実力を発揮している。18日の中日戦(東京D)、20日の広島戦(東京D)でいずれも3安打猛打賞をマークするなど、直近4試合で15打数8安打1本塁打で打率5割3分3厘、3打点と好調。毎日得点もマークし、打って守って生還してと勢いが止まらない。

 より一層気合が入っていた。20日の同戦でキャプテンの岸田が負傷交代し、試合前に出場選手登録を抹消された。遠征時には2人で電車や車に乗って移動するほど仲良し。「電車の時間を調べようとしても先に調べてくれます」と優しい先輩は、グラウンドだと「締めるところはしっかり締めてくれる。ベンチでも一番大きな声を出しています」と頼もしかった。

痛恨の離脱となったが「みんな一人一人がチームのためにという思いを持ってやるのが大事なんじゃないかなと思います」と代わるようにリーダーシップを発揮する。強い覚悟で戦いに挑み続ける。(臼井 恭香)

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