◆JERAセ・リーグ 巨人1―6広島(22日・東京ドーム)

 広島・斉藤優がプロ初勝利を挙げた。「期待してもらう中で結果が出なかった。

まず1勝できてよかった」。ドラフト1位での入団から4年。通算5試合、今季3度目の登板で手にした記念球を握りしめた。5回を3安打1失点。「細かい制球より自分の球の勢いに任せて」と最速153キロで5三振を奪い、3回から3イニング連続のピンチ脱出で1点差を死守した。

 オフに初動負荷トレーニングを導入するなど進化。「考えても仕方がないことを考えすぎ」とメンタル面も改革した。今季のモットーは「先のことを考えない」。就任1年目のドラ1右腕が連敗を3で止め、新井監督は「向かっていく気持ちの強さ、腕の振り。若さが出ていた」と称賛した。

 「まだスタートライン。もう一度気を引き締めて」とすぐに切り替えた22歳。

ウィニングボールの贈り先は「北海道のお母さんに」と決め、女手一つで育ててくれた母・明美さんに感謝を伝える。 (安藤 理)

 ◆斉藤 優汰(さいとう・ゆうた)2004年5月27日、北海道・岩見沢市生まれ。22歳。岩見沢日の出小4年から日の出リトルタイガースで野球を始める。岩見沢明成中では軟式野球部でプレーし、2年時に捕手から投手転向。苫小牧中央で1年秋からベンチ入りし、甲子園出場なし。22年ドラフト1位で広島入団。25年5月2日の中日戦(マツダ)でプロ初登板。189センチ、99キロ。右投左打。年俸700万円。

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