左アキレス腱(けん)断裂から復帰を目指す阪神の石井大智投手(28)が22日、兵庫・尼崎市の2軍施設「SGL」でライブBPに登板した。2月11日に行われた沖縄・宜野座キャンプの紅白戦で、本塁ベースカバーに入った際に負傷。

161日ぶりの実戦形式の投球で豊田、川崎、井坪、戸井と対戦し、24球を投じて安打性は2本だった。「とりあえず何ごともなくてよかった。全球種確認できましたし、感覚もある程度想定内」と手応えを口にした。

 故障から約5か月でここまでたどり着いた。「『いけます』と言っても、トレーナーさんが『今はやめておこう』と止めてくれているので。僕の中ではちょっと遅いぐらい」。もどかしさもある中、段階を踏んで進んできた。

 1軍のブルペン陣ではプロ2年目の工藤、木下の剛腕コンビが躍動。「人間の限界を超えるじゃないけれど、工藤も木下も(そんな姿を)見せてくれている。自分もプロ野球選手として、ロマンだったりを追い求めていきたい」と刺激を受けている。藤川監督も「石井が戻ってきてくれるとすれば『新戦力』になる」と期待を寄せている。昨季、プロ野球記録の50試合連続無失点を打ち立てた無双右腕が、甲子園に返り咲く日もそう遠くはない。

(藤田 芽生)

 ◆阪神・石井大智の故障経過

 ▽2月11日 沖縄・宜野座キャンプの紅白戦で本塁ベースカバーに入った際に左足を押さえて立ち上がれず担架でベンチ裏へ。患部を包帯でぐるぐる巻きにされた状態のまま車いすで球場を後にした。

 ▽同12日 大阪市内の病院で検査。「左アキレス腱損傷」と診断され、WBCも辞退。

 ▽同20日 大阪府内の病院で左アキレス腱断裂縫合術を受け、退院したと発表。

 ▽同27日 兵庫・尼崎市の2軍施設「SGL」に松葉づえ姿で現れ、リハビリを開始。

 ▽5月1日 SGLの室内で本格的なキャッチボールを再開。約30メートルの距離で投げ込む。

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