日本野球機構(NPB)は22日、「マイナビオールスターゲーム2026」(28日・東京D、29日・富山)の最後の出場選手を選ぶプラスワン投票の結果を発表し、セ・リーグは巨人の坂本勇人内野手(37)が3年ぶり15度目、パ・リーグはソフトバンク・柳田悠岐外野手(37)が3年ぶり11度目の選出となった。坂本は21日現在で今季2本のサヨナラアーチを放つなど、神がかり的活躍がファンにインパクトを残した。

これで出場予定の全62選手が出そろった。

 吉報に、坂本は思わず笑みをこぼした。プラスワン投票では3万684票を集め、2位以下に大差をつけた。「成績としてはオールスターに選ばれるような成績ではないんですけど、ファンの方に投票していただいて素直に嬉しいですし、出るからには頑張りたいなという気持ちです」と喜びを口にした。球宴選出は、23年の選手間投票(遊撃部門)以来3年ぶり15度目。22、23年は最終的には負傷により辞退しており、出場すれば21年以来5年ぶりとなる。

 プロ20年目の今季は、22日現在で44試合で打率1割5分2厘、4本塁打ながら、5月13日の広島戦(福井)の延長12回にサヨナラ3ランを放って通算300号を達成。今月17日の中日戦(東京D)でもサヨナラ3ランを放つなど、数字以上の存在感が、ファンの熱烈な支持を集めた。

 黄金の「1988年世代」を引っ張ってきた同学年の柳田も選ばれた。38歳シーズンは、プラスワン投票の中では最年長となる。これまでリーグは違いながらも、プロ入りから同一球団に所属し、球界の顔となった。「彼は(今季)ずっと試合にも出ていますし、同い年として尊敬している選手。

一緒に頑張りたい」と意気込んだ。

中日大野も同世代 同い年の中日・大野も監督選抜で名を連ねている。年下の選手がほとんどだが「大野選手が選ばれていて、(セでは)彼しかしゃべる相手がいないと思うので(笑)。彼とたぶんずっとしゃべっていると思いますけど、いろいろな選手と話すのが楽しみですし、交流したい」と、普段会話する機会が少ない他球団の選手とのコミュニケーションも心待ちにした。

 今年もプレー中に選手がマイクをつけて会話する企画が実施される予定。「もし機会があるなら、相手の投手と(会話したい)。『打てそうな球、お願いします』って」と笑った。球宴通算27戦で66打数20安打の打率3割3厘、4本塁打、7打点。敢闘賞は4度あるが、意外にもMVPはまだない。「お祭りなので。普段あまり楽しみながらできていないので、楽しみながらできたら」。生粋のスターがお祭りを盛り上げる。

(臼井 恭香)

 ◆坂本の球宴 

 ▽08年 ファン投票で初選出。巨人の10代選手の球宴出場は1987年の桑田真澄以来4人目。第2戦(横浜)で球宴初安打。

 ▽11年 第2戦(QVC)で西武・牧田から球宴1号。4年連続となる球宴で初の敢闘賞を獲得。

 ▽12年 第2戦(松山)で2年連続本塁打となる2ランを左翼席へ運んだ。第3戦(盛岡)では全パ先発の楽天・田中から初回2死で左前打。

 ▽16年 第1戦(ヤフオクD)で球宴通算4号となる先制の左越えソロを放ち、決勝弾に。通算4度目の敢闘賞を受賞。

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