◆JERAセ・リーグ 巨人1―6広島(22日・東京ドーム)

 また出塁して、また走った。巨人・浦田俊輔内野手(23)はヤクルト・岩田に並ぶリーグトップタイとなる今季25個目の盗塁を決めると、涼しい顔でヘルメットをかぶり直した。

「1番・二塁」で先発出場。5回1死から四球を選んで出塁し、続く2番・佐々木の2球目。「走れると思ったので」とスタートを切った。広島の捕手・持丸が大きく外して二塁に送球するも、悠々とセーフに。11年に藤村が28盗塁で盗塁王を獲得して以来、球団15年ぶりのシーズン25盗塁に達した。

 初回先頭では、ファウルで粘って先発右腕・斉藤優の7球目を捉えて右中間二塁打。佐々木の遊ゴロで三塁に進むと、3番・泉口の先制犠飛で生還した。7月は出場18試合で69打数24安打、打率3割4分8厘、出塁率は4割2分3厘。守備でも二塁、三塁で安定したプレーを見せる大卒2年目の23歳は、走攻守でチームに欠かせない。

 21日の広島戦から、昨季2軍で一緒に過ごしてきた1つ年上の山瀬が昇格した。「やっぱり違います。先輩というより友達なので、心強いです」と頼もしい存在だ。

現在使用しているユニホームのパンツも、昨季に山瀬から借りた際に、動きやすくて使い始めた、ややゆったりとしたシルエットのもの。山瀬のことは「自分を持っている。いい意味で芯が強くて流されない。だから自分、めっちゃ好きなんですよ」と心から慕っている。9回無死一、三塁の守備では二ゴロを山瀬に送球しアウトにする連係プレーも見せた。

 7月は18試合で8盗塁。月別では自身最多となった。走りまくる日々に他球団からの警戒は強くなっていることを感じているが「最初と比べたら、ここで無理して行くような場面じゃないというところはだんだん分かってきた」と成長を実感している。「周りの協力、支えがあっての数だと思っている。感謝しながらこれからも走りたい」。スピードスターが期待に応え続ける。(臼井 恭香)

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