サッカー日本代表の監督人事で、森保一監督が2027年2月まで続投し、同3月に現U―21日本代表の大岩剛監督が就任することが23日、内定した。この日、日本サッカー協会理事会が開かれ、承認された。

森保監督はロシアW杯後の2018年に就任し、3期目を迎えるが、アジ同2月アジア杯(サウジアラビア)までの指揮となる。同3月の国際親善試合から指揮する大岩監督の任期は2030年W杯(モロッコ、スペイン、ポルトガル共催)まで。大岩監督は、ロス五輪出場を目指すU21代表を兼任する。

 森保監督はコーチとして参加したロシアW杯後の18年7月、東京五輪代表監督との兼任でA代表監督に就任。22年カタール大会からW杯2大会連続で日本代表を率い、前回はドイツ、スペインを破り16強、今回はオランダと引き分けるなど1次リーグを無敗で突破し、決勝トーナメント1回戦でブラジルに1―2で敗れて32強にとどまったが、MF三笘薫、南野拓実ら主力に加え、大会中にMF久保建英をけがで欠きながらも2大会連続で決勝トーナメント進出へ導いた。

 大岩氏は24年パリ五輪でオーバーエージ枠(24歳以上の選手)を使わずに8強入り。U―23アジア杯を2度制覇するなど、指導力と短期決戦の采配に定評があり、将来のA代表監督候補に浮上していた。現在、監督を務めるU―21代表は9~10月にアジア大会(愛知など複数会場)を控えていることなどから、来年3月が就任のタイミングと判断したとみられる。

 日本代表は、今秋の親善試合(9~10月に4試合)から30年W杯に向けて再始動し、来年1~2月アジア杯に向けて歩みを進めていく。

 ◆大岩剛(おおいわ・ごう)1972年6月23日、静岡市生まれ。54歳。筑波大から95年に名古屋入り。

磐田を経て、2003年加入の鹿島では07~09年の3連覇に貢献。センターバックで00年に日本代表に選出され、3試合に出場。10年シーズンを終えて引退。その後は鹿島コーチを経て17年途中~19年まで鹿島監督。21年12月にパリ五輪世代の日本代表監督に就任し、24年パリ五輪では8強入り。同年12月に28年ロサンゼルス五輪世代の監督に再任された。

 ◆森保一(もりやす・はじめ)1968年8月23日生まれ。長崎市出身。57歳。長崎日大高から87年にマツダ(現・広島)入団。92年に日本代表初選出。国際Aマッチ35試合1得点。

京都、広島、仙台を経て2003年限りで引退。J1通算293試合15得点。05年からU―20日本代表コーチ。12年に広島監督に就任し、J1優勝3度。17年10月から東京五輪代表監督。18年7月からA代表との兼任監督。21年東京五輪4位。22年カタールW杯16強。26年北中米W杯32強。

 

◇日本代表のW杯成績

▽98年フランス 1次L敗退 岡田武史監督

▽02年日韓 16強 トルシエ監督

▽06年ドイツ 1次L敗退 ジーコ監督

▽10年南ア 16強 岡田武史監督

▽14年ブラジル 1次L敗退 ザッケローニ監督

▽18年ロシア 16強 西野朗監督

▽22年カタール 16強 森保一監督

▽26年北中米 32強 森保一監督

編集部おすすめ