◆JERAセ・リーグ 阪神1―5巨人(25日・甲子園

 甲子園の空気が一変した。ダルベックの打球はぐんぐんと伸びバックスクリーンへ吸い込まれた。

G党の歓声と、どよめきが包み込む。0―1の4回。先頭から伊原の直球を捉え同点の17号ソロ。前夜の逆転弾に続く2戦連発にも顔色を変えずにホームを踏んだ。その後、打線がつながりこの回、4得点で一気に逆転。「いつもと同じように強い打球を打つ認識で入りました」と涼しい顔で語った。

 24日の首位攻防初戦では0―1の9回2死三塁で10連敗中の天敵・才木から一時逆転の16号2ランを放っていた。今季の阪神戦は16試合57打数19安打、16打点で7本塁打、打率は3割3分3厘。「相手が誰であろうと意識はしない」と語るが虎キラーぶりは健在だ。

 一見クールに見えるが、佐々木は「守備に行く時にロジンを手につけてそのまま僕の胸にボンボンとつけて真っ白になったんですよ! 結構おちゃめでイタズラ好き」と証言。坂本がキャッチボールを始めると、わざと間を横切ってニヤリとする姿も見られた。元々派手なパフォーマンスを嫌う助っ人だったがベンチに帰ると知念と手をたたき合い、敬礼ポーズ。

すっかりチームにもなじみ、笑顔も増えた。「自分の仕事をしっかり果たすのが最大の目標」。頼れる4番がチームをけん引し続ける。

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