レッズからドラフト13巡目(全体329位)を受けて入団を決断したジョージア大の石川ケニー投手(22)が25日(日本時間26日)、オンラインで取材に応じた。

 石川は「みなさん、本日はお忙しい中お集まり頂き、ありがとうございます。

まずはじめに、このような素晴らしい機会を与えてくださったシンシナティ・レッズの皆様に心より感謝申し上げます。レッズの一員となれることを大変光栄に思っていますし、これから始まる新しい挑戦にワクワクでいっぱいです。また、ここまでずっと支えてくださった方を始め、私に関わってくださったすべての方々にも心より感謝します。今回の決断は、間違いなく人生で最も難しい決断のひとつでしたが、いろいろな人と何度も話し合いを積み重ね、最後に自分で決めた決断です。そしてこのような選択ができる立場になれたこと自体、とても恵まれていますし、ジョージア大学残留、オリックス・バファローズという素晴らしい選択肢があったことも決して忘れていません。ジョージア大学では多くのことを学び、素晴らしい経験をさせて頂きましたし、素晴らしい指導者の下で大学野球を終えられたことを感謝しています。そして、オリックス・バファローズの皆様にも心より感謝申し上げます。牧田編成副部長をはじめ、フロントの皆様本当にありがとうございます。私を信じ、高く評価してくださったことを絶対に忘れませんし、球団の皆様には心から敬意を抱いており、今後もますますのご発展とご活躍を祈っています。その一方でこれからシンシナティ・レッズの一員として新たなスタートを切れることを大変楽しみにしています」と決断の経緯を明かした。

 石川は、米ハワイ出身の二刀流左腕。明秀学園日立(茨城)では春夏連続で甲子園を経験。

亜大では1年春から4番を担ったが中退し、シアトル大を経てジョージア大に進学した。シアトル大、ジョージア大での2シーズンでは投手として29試合に登板(うち先発15)し、6勝7敗、防御率6・02で、80回3分の2を投げて93奪三振。打者としては100試合に出場して11本塁打、53打点、打率3割2分5厘をマークし、外野や一塁も守った。二刀流で「次世代の大谷」との期待もかかっている。この日は今後も二刀流を継続していくことを明言し「交渉の段階で二刀流をさせて頂けるということなので、レッズは投手の評価が高いですけど、今後続けてやっていくのでそこは変わっていない」と意気込んだ。

 昨年10月のNPBのドラフト会議ではオリックスからも6位指名を受けていたケニー。前日24日(同25日)に、自身のインスタグラムでレッズ入りを決断したことを発表し「このたび、たくさんの時間をかけて悩み、家族やお世話になった方々と何度も話し合いを重ねた結果、2026年MLBドラフトを経て、シンシナティ・レッズと契約し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートすることを決断いたしました。今回は、私の人性の中でも最も難しい決断の一つでした」、「メジャーリーガーになるという夢に向かって、一日一日全力で努力していきます」などとつづった。

 今ドラフトではスタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)も昨年10月にソフトバンクから1位指名を受け、マーリンズからも8巡目(全体235位)指名を受けて、マーリンズ入りを決断した。1シーズンで日米の2か国のドラフト指名を受けるのが2人が初めて。これまで、加藤豪将、西田陸浮がNPBを経ずにメジャーのドラフト指名を受けてメジャーデビューまでたどりついている。

 ◆石川 ケニー 2004年4月7日、ハワイ・オアフ島生まれ。

22歳。横浜市立原中では瀬谷リトルシニアでプレーし、明秀学園日立に進学。亜大では1年春からベンチ入りしたが、2年途中に渡米して24年にシアトル大入りして米1年目は投手で19登板、5勝6敗、防御率4・21、打者で52試合に出場して8本塁打、32打点、打率3割1分8厘。今季はジョージア大で投手で10登板、1勝1敗、防御率14・44、打者で48試合に出場して3本塁打、21打点、打率3割3分6厘だった。180センチ、85キロ。左投左打。

編集部おすすめ