卓球◇ノジマTリーグ(25日、台湾・新竹県立体育館)

 【新竹県(台湾)25日=宮下 京香】2026―27年シーズン開幕戦が9季目で初の海外開催となる台湾北西部の新竹県立体育館で開幕。女子は昨季4位のトップおとめピンポンズ名古屋(トップ名古屋)が2連覇中の木下アビエル神奈川(神奈川)を3―1で破り、白星発進。

5124人の大観衆が熱狂した。

 エースの木原美悠は1―1の第3試合で、神奈川の岡田琴菜主将に3―1で勝ってチームを勝利に導いた。「開幕戦で勝てたことはすごくうれしい。この流れで今季もたくさん試合があるので、熱くなって頑張りたい」と笑顔を見せた。兄・翔貴監督は「こんなにもたくさんの方に応援して頂いたのは人生初」と大興奮だった。

 第1試合のダブルスで永尾尭子と南波侑里香のベテランペアが快勝。木原は「先輩方が勝って勢い、いい流れをつくってくれた」と気合十分で臨んだ。2学年上の岡田とは、約2年ぶりの対戦で「ラリーが上手な選手。急がない。粘る」とラリーで我慢して得点を重ね、2―0から岡田に粘られ、2―1で迎えた第4ゲーム。9―10から追いつくと、10―10にもつれた場合のTリーグ独自のルール「1本勝負」だ。普段の柔らかい雰囲気から勝負師の目に変わり、相手のサーブに思い切って回り込んで、強烈に打ち返した。

4番手の小塩遥菜にいい流れでバトンをつなぎ、指揮官も「流れをガラッと変える雰囲気がある」と妹の奮闘をたたえた。

 台湾での大きな大会は少なく、地元ファンも開場1時間前には列をつくって熱戦を待った。特に台湾のエースで神奈川の鄭怡静(チェン・イーチン)の人気は高く、廊下でもグッズを求めて、約300メートルの長蛇の列。木原も「入場の時はほとんど相手チームのファンだったけど、すごく盛り上がっていた。熱狂的なファンの方が多くてびっくり」と応援の熱を力に変えて、勝利につなげた。

 台湾のファンの前でチームも勢いづいた。昨季はプレーオフに届かぬ4位に終わり、雪辱の思いがある。木原は「大きな目標はもちろん優勝。昨季はセミファイナルにも行けなかったので、まずはセミファイナルにいけるように頑張りたい」と決意。Tリーグ史を彩る勝利からチーム初のリーグ制覇へ駆け上がる。

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