卓球◇ノジマTリーグ(25日、台湾・新竹県立体育館)

 【新竹県(台湾)25日=宮下 京香】2026―27年シーズン開幕戦が9季目で初の海外開催となる台湾北西部の新竹県立体育館で開幕した。男子は東京が彩たまを4―0で下し、2連覇へ好発進。

女子は昨季4位のトップ名古屋が2連覇中の神奈川を破って白星発進を切った。夜に行われた男子の試合は、東京で台湾出身の人気選手・林昀儒(リン・ユンジュ)の存在もあって、台湾で販売分のチケットは完売。立ち見も出るほど大盛況でTリーグ史上最多6881人の大観衆が詰めかけた。

 Tリーグの栗山貴行事務局長は「Tリーグのプレー選手面での素晴らしさを伝えることができた。林選手、鄭怡静(チェン・イーチン)選手に大きな歓声が上がった。また、その他の選手にも素晴らしいラリーには歓声が上がって、Tリーグを初めて生で観戦した台湾の方々にも、リーグの魅力を伝えることができたと思います」と手応えを語った。

 初の海外開催で、海を越えたやり取りに苦労もあったというが、試合直前までリハーサルを行うなど選手に大声援が送られるイメージをしながらスタッフも汗をかいた。台湾のスター歌手のビビアン・スーもゲスト出演するなど盛り上がった。「今回、初めてTリーグを海外で開催させていただいた。地元の人気選手がいるからというのもあったけど、第1試合が5124人、第2試合はTリーグ史上最多の6881人。これだけ多くの方に見に来て頂いたのは良かったと思う」と振り返った。

 国内開催で観客動員数は苦しんできたが、今回の台湾で、初年度の18年の男子開幕戦(5624人)を超えて最多記録を更新した。

8月には国内で初戦を迎える。「初めて開幕した時の雰囲気があった。これだけの人に見て頂けるポテンシャルがあるんだ、と全チームに感じていただけたのではないか。自信を持って、見に来てねとすすめて行く動機付けになることを期待したい」と盛況をつなげていく。

 発足9季目で初の海外開催を終えて、進行など選手第一に考える運営面には課題を残したが、「『(チームから)外のこういう場はいいね。またやりたい』という声もあった。これだけ多くの方に見て頂けて、また海外で開催させて頂ける機会があれば、開催したいと思う」と感謝を込めて次の海外進出を見据えた。卓球、そして“Tリーグの輪”を世界へと広げていく。

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