◆第76回キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス・英G1(日本時間7月25日、アスコット競馬場・芝2390メートル、良)

 欧州の夏の中距離最強馬決定戦は9頭立てで行われ、昨年2着のカルパナ(牝5歳、英国・アンドリュー・ボールディング厩舎、父スタディオブマン)が、好位追走から抜け出して3度目のG1勝利を飾った。ゴール前で昨年の覇者のカランダガンが迫ってきたが、差は詰まらず1馬身半差をつけて押し切った。

勝ちタイムは2分27秒72。

 同馬は昨年10月の英チャンピオンズフィリーズ&メアズSで1974、75年のシェビーン以来、50年ぶり2頭目の連覇を達成。父はディープインパクト産駒のスタディオブマンで、カルパナはディープの孫娘にあたる。

 結果を受け、英国の大手ブックメーカーのウィリアムヒルは今年の凱旋門賞・G1(10月4日、芝2400メートル・パリロンシャン競馬場)のオッズを更新。カルパナは11倍で3番人気に急浮上した。昨年の凱旋門賞は7着だったが、強豪が相手の英G1を勝ったことで秋への注目度がアップした。

 一方、昨年の凱旋門賞で2着のミニーホーク(牝4歳、愛・エイダン・オブライエン厩舎、父フランケル)は、直線で失速して8着と大敗。レース前は今年の凱旋門賞で2番人気だったが、15倍の5番人気タイに評価が急落した。

 昨年1着のダリズが1番人気(4・5倍)。仏ダービー、エクリプスSを制した3歳牡馬のコンスティテューションリバーが、9倍で2番人気。今年の英オークス馬のサンダリングオンが13倍で4番人気。5番人気は3頭でミニーホークの他に、パリ大賞でG1初制覇のモルティーズクロス、ディアヌ賞(仏オークス)で無傷5連勝のダイヤモンドネックレスが並んでいる。

 日本調教馬の最上位人気は、宝塚記念を連覇したメイショウタバル(牡5歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)と、昨年の目黒記念、今年の阪神大賞典を勝っているアドマイヤテラ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父レイデオロ)。ともに26倍で12番人気タイの評価だ。

 ◆キングジョージ6世&クイーンエリザベスS 欧州の夏の中距離王決定戦でアスコット競馬場で行われ、3勝(2017、19、20年)したエネイブルなど数々の名馬が勝っている。総賞金は200万ポンド(約4億2210万円=フランスギャロの2026年レートから換算)で、1着賞金は113万4200ポンド(約2億3937万円)。日本調教馬は今年のマスカレードボール(7着)、ヴェルテンベルク(9着)を含めて延べ8頭が挑戦し、最高着順は06年ハーツクライの3着。

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