俳優の岡本富士太が1日、都内で行われたドラマ「Gメン’75」の放送50周年とブルーレイ発売を記念したトークイベントに倉田保昭、伊吹剛、藤田三保子らと出席した。

 1975年(昭和50年)からTBS系土曜9時に放送された刑事ドラマの金字塔。

主演の丹波哲郎さんが圧倒的な存在感を放っていたが、「セリフを覚えてこない」という伝説があった。これについて岡本は「時々、覚えてくることがあるんです」と冗談交じりに明かした。ある時、「何でセリフを覚えないんですか?」と尋ねると、丹波さんは「仕事を家庭に持ち込みたくないんだ」と答えていたという。

 当時のエピソードとして、山城新伍さんがゲストの回の出来事を明かした。丹波さんが撮影現場で山城さんに会うと「新伍、何でここにいるんだ?」と問いかけた。すると山城さんは「おっさん、どうせ台本を読んでないんだろう。ちゃんと読んで来いよ」と強気に返したという。丹波さんは深作欣二監督から「丹波さん、あんたセリフを覚えてくるのが、仕事だろう!」と指摘されたこともあったという。

 丹波さんの優しい一面も。岡本演じる津坂刑事が殉職した場面で、丹波さんが耳元で「富士太、これからが大事だぞ。ここを卒業してからも頑張れよ」と声をかけてくれたという。作品の魅力としては「フランス映画のような、おしゃれなものを作ろうとしていた」と分析した。

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