第62回CBC賞・G3(8月9日、中京競馬場・芝1200メートル)に出走するレイピア(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎、父タワーオブロンドン)。これまで重賞では2着2回、3着2回と惜敗が続いている。

重賞初勝利を狙う同馬を5つのポイントからチェックする。

【戦歴】

 デビュー3戦目の小倉2歳Sで4着など早い時期から重賞戦線で活躍。今年はシルクロードS、オーシャンSで連続2着後、初のG1挑戦となった高松宮記念で5着と力を示していた。前走の函館スプリントSでは勝ったピューロマジックと0秒3差の3着。「スタートをしっかり出てくれて、道中は内枠で我慢し、最後までしっかりと伸びてくれました」と三渕助手は話す。勝ち馬が先週のアイビスSDで24年ぶりにJRAレコードを更新したことも踏まえて、力を示したレースだ。「ずっと善戦している馬ですし、厩舎としてもひとつタイトルを取らせてあげたいです」と陣営も思いを募らせている。9度目の重賞挑戦で、悲願達成を狙う。

【仕上がり】

 5日の追い切りは栗東・坂路を単走。序盤から速いペースを刻み、51秒9―13秒2を計時した。三渕助手は「しっかり最後まで動いていますし、いい追い切りだったと思います」と好気配を伝えた。

【成長】

 2歳時は制御ができないほど気性が強かったが、ハミやメンコなどに工夫を凝らし、前進気勢を生かして調教。

新馬戦2着後から担当する篠原助手は「とにかくこの馬の邪魔にならないように調整しています」とリズムを大切に育ててきたことを今年3月の取材でも明かしていた。

 重賞タイトルこそないが、通算19戦の豊富なキャリア。0秒8差の11着と大敗した昨夏のキーンランドC以外は、すべて掲示板内と安定感も光る。同レースは初の滞在競馬で、同助手も「大事にやりすぎたかな」と敗因に挙げる。以降はスイッチを入れる調整にシフト。カイバもよく食べて、デビュー時から馬体重は約30キロ増とパワーアップ。心身ともに成長している。

【魅力】

 明け4歳初戦のシルクロードSは、17番枠からスローペースで差し込み2着。続くオーシャンSは2番枠からハイペースで追い込み2着。昨年11月のみちのくSは1馬身1/4差で華麗な逃げ切り。前でも後ろでも競馬ができる、立ち回りのうまさ、自在性も魅力だ。

【データ】

 一昨年から8月開催となったCBC賞。

過去10年では阪神で1度、小倉で2度施行されており、開催時期のずれからローテーションなどでは考えにくい。ただ、過去10年で単勝10倍以上が1着5頭、2着6頭、3着5頭で22年以外は少なくとも1頭は馬券圏内。夏のハンデ重賞らしく波乱の可能性も視野に入れつつ馬券は考えたい。

※本記事は馬トクサイト、スポーツ報知紙面に掲載した記事をまとめたものです。

編集部おすすめ