◆JERAセ・リーグ 巨人0―1ヤクルト(7日・東京D)

 巨人は今季ワーストタイの2安打でヤクルトに完封負けを喫し、連勝が2でストップした。橋上秀樹監督代行(60)は知念、小浜、皆川をスタメンに同時起用。

新人野手3人の先発は球団では61年ぶりの大胆オーダーだったが、奥川の前に3人とも無安打に封じられた。先発のハワードは7回9安打1失点の粘投も、7回2死から長岡に痛恨の決勝ソロを被弾し、2敗目となった。

 歴史的なフレッシュ打線が土壇場でようやく二塁を踏んだ。9回1死二塁、この日初めて走者得点圏の好機を作った。同点、逆転を期待する大歓声の中、浦田が遊飛、知念の代打・松本が二ゴロ。奥川に115球2安打完封負けを喫した。橋上監督代行は「ヒット2本ですから。攻略の糸口というかチャンスも作れなかったですね」と脱帽した。

 広島から帰京して臨んだ移動試合。「2番・右翼」には育成5位から支配下をつかんだルーキーの知念が入った。「松本選手を休養ということで。代わりということで、その役目を」と浦田との1、2番コンビを託した。

ドラフト4位の皆川が左翼、同5位の小浜が三塁。新人野手3人の同時スタメンは巨人では65年(土井正三、末次民夫、吉田孝司)以来61年ぶり、ドラフト制後では初だった。

 前夜今季最多17安打、最多タイ11得点で快勝。この日は連戦の疲労を考慮して試合前の練習時間を短縮するなど工夫して臨んだ。だが、奥川の投球術の前に苦戦。「フォーク、低めの変化球をだいぶ振らされた。真っすぐスライダーというより、今日は真っすぐフォークだった。フォークを制球良く、いいところに決められた」と橋上監督代行。終盤までチャンスすら作れず7回1失点と好投のハワードを援護できなかった。

 真夏の4週連続6連戦の1週目。各選手の体調に細心の注意を払い、順番に休養日を設けている。5日は浦田、6日はダルベックをスタメンから外してベンチスタート。

この日は2番打者として8試合連続安打と好調だった松本を休ませるためにあえて外した。「連戦になりますから。暑さも含めてコンディションも非常に大事になる」と先を見据えて管理している。

 「確かに活発に点を取った後になかなか点を取れないというのは往々にしてありますよね。そこに因果関係があるのかは定かではないですけど、打った後に打てないとそういうところが目立つのはありますよね。打ったから、というのはないと思うんですけど」と試合後は前を向いた。首位・阪神も中日に敗れて1差は変わらず。切り替えるしかない。(片岡 優帆)

◆65年10月24日  

大洋戦のオーダー 

1(中) 柴田勲  

2(遊)★土井正三 

3(一) 王貞治  

4(左) 相羽欣厚 

5(二) 塩原明  

6(三) 船田和英 

7(右)★末次民夫 

8(捕)★吉田孝司 

9(投) 城之内邦雄

★は新人

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