◆第108回全国高校野球選手権大会第7日目 ▽2回戦 敦賀気比10―0横手(11日・甲子園)
2年連続13度目の出場となる敦賀気比(福井)が横手(秋田)を投打に圧倒。4投手の完封リレーで、2022年以来4年ぶりに初戦突破した。
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最終回、荒れたマウンドへと疾走した。敦賀気比の背番号20、2年生左腕の佐々木晴正が4番手で救援。先頭に右前安打を許したが、超満員に膨れあがった横手アルプスの応援にも負けず、後続を断って1イニングを1安打無失点。チェンジアップで空振り三振を奪い、魂の18球を投げた。
「お客さんもいっぱいいて、とても緊張しました。すごくいい経験ができてよかったです」
祖父の佐々木正雄さん(77)は横浜商大の監督を34年間にわたって務め、現在は神奈川大学野球連盟の理事長を務めるアマ球界の重鎮だ。佐々木がそのすごさに気づいたのは、7年前に開催された勇退パーティーだった。ソフトバンクの王貞治球団会長や巨人・原辰徳監督(当時)らも訪れ、王さんのオーラに圧倒された。
小学生の頃から高校野球が大好き。2015年のセンバツ中継を見て、「敦賀気比」のユニホームに憧れた。準決勝の大阪桐蔭戦でセンバツ史上初の2打席連続の満塁本塁打を放った松本哲幣選手がヒーローだった。
憧れは胸の中から消えなかった。
祖父の正雄さんは横浜一商(現・横浜商大高)3年の夏、神奈川県大会を制し、甲子園8強。おじいちゃんも立った聖地のマウンドで、躍動することができた。甲子園でのベンチ入りを報告すると「3年生に迷惑をかけないように頑張れ」と激励された。
夢は地元の横浜(神奈川)と甲子園で対戦すること。10日の沖縄尚学戦に「7番・DH」でスタメン出場した安食琥太郎(2年)は、ボーイズリーグ時代に何度か対戦した間柄だ。
「スイングも強くて、怖い打者でした。でも、抑えていました」
祖父譲りの負けん気をのぞかせた佐々木。次戦も勝つために、全力で左腕を振り抜く。










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