四国IL徳島などでプレーした小林亜由良投手(26)が、今年から始まった中国プロ野球リーグ(CPB)の「深センブルーソックス」に加入し、同チームでは初の日本人選手となった。変則のサイドスローから投じる手元で細かく動く球質と、曲がり幅の大きいスイーパーが武器の左腕は「グラウンド内外で経験する全てを吸収していきたい。

それぞれの選手の独特の雰囲気を感じ取り、対戦を楽しんでいきたい」とコメントした。

 小林は10歳から野球を始め、埼玉平成高校から敬愛大を経て、22年は四国IL徳島、23年は宮崎サンシャインズでプレー。24年は米独立リーグでのプレーも経験した。25年は契約がなく、18球団の合同トライアウトやその後、各チームの現地へ出向き、直談判での交渉でプライベートトライアウトなどを受けるも契約には至らなかったが、その間にニューヨーク州とケンタッキー州で7か国の子どもたち50人に独自の野球教室を開催。野球振興活動にも取り組んできた苦労人だ。

 今月下旬に開幕したリーグ戦では、23日までに中継ぎで2試合に登板して防御率0・00と好スタートを切った。「野球教室において子供たちに『挑戦をし続ける』『失敗を恐れず、今できることを全力で取り組み、それを成長につなげる大切さ』を伝えてきました。伝えていた姿勢を自身でもプロの世界で体現して、結果につながるようにしていくこと。助っ人として求められるものが出し切れるようにします」。覚悟を胸に、全力で左腕を振り抜く。

編集部おすすめ