巨人・大城卓三捕手(33)と佐々木俊輔外野手(26)が「Gアベック砲伝説」の継承に挑む。球団は、1958年から68年連続で複数の日本選手が2ケタ本塁打をマーク。

今季日本人でチームトップ8本塁打をマークしている2人が逆転Vをたぐり寄せるアーチを描き、系譜をつなぐ。

 3・5差で追う虎のしっぽをつかむため「打てる捕手」が仕事を果たす。25日のヤクルト戦(神宮)から敵地6連戦。今季、打点を挙げれば18勝2敗1分けで勝率9割とチームを波に乗せてきた大城は「全てが大事な試合。もっと打点を挙げます。頑張ります」と闘志をみなぎらせた。

 球団では1948年から78年連続で日本人の2ケタ本塁打打者が誕生している。1リーグ制時代から紡がれている伝統に「そんなに続いているんですか?」と大きな目を見開いた背番号24。残り30試合での達成に「投手が頑張っていますし、勝利につながる一本を打てれば。それが結果的にジャイアンツの歴史につながるならうれしいです」とうなずいた。

 同じく節目の数字を射程圏に捉えているのが佐々木だ。4月1日・中日戦(バンテリンD)のプロ1号をきっかけに、3年目で持ち前の長打力を開花させた。

「去年のシーズン途中から(阿部前)監督に『長打を打てるのにもったいない』と話をもらって。思い切りやるようになりましたね」。今季8本塁打のうち6本がビジターなだけに、25日からの敵地6連戦での一発に期待がかかる。

 28日から阪神と甲子園で首位攻防3連戦を迎える。巨人の左打者は過去2年ノーアーチの“鬼門”だったが、今季は大城が1本、佐々木は2本とジンクスを打破している。「ひと振りで点が入るのは魅力ですよね」と佐々木。「OS砲」が阪神追走の号砲を打ち上げる。(内田 拓希)

記録メモ 巨人打者の本塁打はダルベックが20本、キャベッジ13本の2人が10本以上。次いで大城と佐々木が各8本となっている。本塁打が少なかった1リーグ時代には、チームに10本以上が不在、または1人の年もあったが、50年の2リーグ制以降、巨人で2ケタ本塁打の人数が最も少なかったのは、50、51、62、63、66、24年の2人。これまでに6度ある。

 もっとも、過去の6度は2人そろって日本人打者が10本以上。

最近の24年も岡本27本に丸が14本だった。日本人打者が1人しかいなかったのは、広岡達朗18本の57年が最後(この年は他に米国出身の宮本敏雄21本と与那嶺要12本)。大城と佐々木も2ケタ本数に乗せられるか。

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