◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―9巨人(27日・神宮)

 巨人は打線が今季最多タイ17安打で9得点を奪い快勝。貯金を今季最多の12とした。

今季初登板となったヤクルトの石川を攻め、初回先頭から4連打、ダルベックの2ランなど打者一巡で6点を奪い主導権を握った。橋上秀樹監督代行(60)が「8番・中堅」で、プロ初スタメンに抜てきした鈴木大和外野手(27)が初回に2点適時打を放つなどプロ初安打&打点&盗塁をマーク。2安打3打点と躍動し、今季3度目の同一カード3連勝。勢いのまま28日から甲子園に乗り込み、1・5差で追う阪神と首位攻防3連戦に臨む。

 首位決戦に向けて最高の形になった。打線は今季最多タイの17安打で9得点。投打がガッチリかみ合い、神宮でヤクルトに同一カード3連戦3連勝を飾った。橋上監督代行は「序盤に大量点を取ってくれて、理想的な展開になったと思います」と快勝に手応えを示した。今季最多貯金12。試合後の巨人ベンチは歓喜の声が飛び交った。

 浦田、佐々木の1、2番の連打で開始3分、7球でヤクルト・石川から先制した。松本も適時二塁打、ダルベックも2ランで続き、初回先頭から4連打で4得点。

「いい感じで先頭から打線がつながりました」。さらに代わった松本健からプロ初先発、初打席の鈴木大が2点適時打を放ち、打者10人6安打6得点の猛攻だ。2回にも坂本、泉口の適時打で2点追加し、早くも先発野手全員安打をマークした。

 試合前から描いていた流れになった。25、26日は接戦で2連勝。守護神マルティネスと田中瑛が連投し、田中瑛はこの日ベンチ外とした。6連戦3戦目。救援陣を休ませて甲子園に乗り込みたい状況だった。「そういうところが理想だと。野手にもそういう話はしていました」。その通り2回終了で8―1と一方的な展開。ブルペンは泉と平内の登板だけで逃げ切った。

 28日から1・5差で追う首位・阪神と敵地での3連戦。天王山を前に明るい材料が多い。1、2番の浦田、佐々木の俊足「俊輔コンビ」はともに3試合連続安打。3戦連続マルチ安打の佐々木については「長打力もあるし、小技もできる。現状で考えると理想的な2番」と見ている。カード別最多の9本塁打の虎キラー・ダルベックは3戦2発7打点と上向き。この日は松本とダルベックが6回の守備から交代し、万全の体調で臨める。

 対左投手対策としてテストの意味も込めて起用した鈴木大が2安打3打点。泉口が4安打など収穫たっぷりだ。逆転優勝への甲子園での直接対決に向け「打った後に点を取れないと言われるので。明日なんとか、そういうことがないようにしたい。戦い方自体が大きく変わるわけではないので。

一戦一戦、自分たちのできることをしっかりやっていく。それ以外ないと思います」と自然体を強調した。

 28日は阪神が村上、巨人はハワードが先発する。今季同カードは7勝13敗も甲子園では5勝3敗と勝ち越している。勢いに乗る橋上巨人が大一番に挑む。(片岡 優帆)

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