バスケットボール男子 W杯カタール大会アジア2次予選 日本106―78サウジアラビア(27日、サウジアラビア・ジッタ)

 世界ランク22位の日本は、同65位のサウジアラビアと対戦し、106―78で勝利し、W杯出場へ前進した。

 試合前にスタメンが発表され、24年パリ五輪以来、2年ぶりに代表復帰した米NBAクリッパーズのPF八村塁とそのクリッパーズとエグジビット10契約を結んだPG河村勇輝、Cジョシュ・ホーキンス、SF馬場雄大、SG西田優大が名を連ねた。

 八村と河村の2人は今予選に初参戦。圧倒的な個の力が、今まで日本が積み上げてきたチーム力に融合し、より厚みを増した。八村が「黄金時代」と話すように最強メンバーで中東の強国と対峙(たいじ)した。

 第1クオーター(Q)のファースト得点は八村。さらに、スチールから豪快にダンクを決めた。15―14と迫られると、真ん中から3Pシュートを沈めるなど、頼れる男が大暴れ。終始、主導権を握り33―22でリードし、終えた。

 第2Qも日本が序盤から得点を重ねた。その後、相手の時間が続き、37―29と一桁得点差になったところで日本がタイムアウト。流れが変わり、佐々木隆成の3Pシュートなどで再び引き離す。八村には激しいマークが付くが、体を当てながら相手DFを飛ばしてスペースをつくり、ステップバックしてジャンプシュートを決める。高度な技で早くも11得点目。

その後も3pシュートを決めるなど前半だけで18得点の荒稼ぎ。FG、FT、3Pシュートともに成功率は驚異の100%。56―40と大きくリードして折り返した。

 第3Qも最初の得点は八村でこれで20得点に乗せ、さらに3pシュートを沈めて23得点と止まらない。もちろん、八村だけじゃない。河村からゴール前に走り込んだ西田にパスし、シュート。河村はこの時点で8アシストと存在感を見せている。その後も攻撃の手を緩めず90―52と38点差をつけた。

 第4Qは相手が先に得点を挙げた。それでも、日本の勢いを止められない。八村が相手DFを振り切ってシュートを決めると、第4Qから登場したPG富樫勇樹が3Pシュートを沈める。さらに、SG富永啓生が3Pシュートを決め大台100点に乗せた。

最後はミスが続き連続得点を取られたが、結局106―78で勝利を決めた。桶谷大監督は「良くない時間帯もあったが、総合的に自分たちのやりたいバスケはできた。(八村)塁が個人として点取るところとチームとしてボールが回って点数を取るってところが出たので、オフェンス部分ではいい部分がみれたかな」と振り返った。

 31日には、日本でカタールと激突する。「強敵なんで簡単には勝てないと思います。ただ、日本でやるし、塁も河村もいる。前よりステップアップしてくれているので、絶対に負けたくないと思っているので、いい準備をして戦いたいと思います」と気を引き締めた。

 2次予選は1次予選の成績を持ち越し、12チームが2組に分かれて争う。日本はF組で、レバノン、カタール、サウジアラビアとホームアンドアウェー方式で対戦する。来年3月までの2次予選で各組上位3チームに入れば3大会連続でW杯に進出する。W杯でアジア最上位になれば、28年ロサンゼルス五輪出場が決まる。大事な初戦を爆勝し、チームは勢いに乗った。

編集部おすすめ