◆全日本プロレス「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」(29日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館))観衆3068

 全日本プロレスは29日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)で「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」を開催した。

 メインイベントで三冠ヘビー級王者・宮原健斗が安齊勇馬と9度目の防衛戦。

三冠戦では昨年大みそかの代々木第二大会以来、8か月ぶりの再戦。この時は宮原が安齊を破った。

 王者にとっては返り討ち、挑戦者は雪辱をかけた一戦。ただ、この間、安齊は5月からプライムビデオで配信された人気恋愛リアリティー番組「バチェロレッテ・ジャパン・シーズン4」に出演し、プロレスを見た事のなかった女性ファンのハートをつかんだ。さらに主演する映画、ドラマが決まるなどプロレス界の枠を飛び越え活躍と知名度、人気を獲得している。

 リング外の勢いが加速する挑戦者と王道マットを守ってきた王者の闘い。試合は安齊が強烈なエルボーで先制を仕掛けた。宮原も足への関節技で主導権を握ろうとするも安齊がドロップキックで抵抗する。

 場外戦では、王者がフェンスへ打ち付け頭突きで安齊を追い込む。安齊もフェンスを利用したダイビングエルボーで反撃。さらにヒザ蹴りの連打で優位に立った。

 リングインすると宮原が低空ドロップキックの連打で逆転。

安齊もダブルアームスープレックスで応戦する。エプロンにもつれる展開で宮原はパイルドライバーで挑戦者の脳天を突き刺した。

 15分が経過。両膝をつく安齊の顔面を蹴り上げ、頭突きで攻める王者。コーナーポスト最上段に昇った王者を安齊は食い止め雪崩式ダブルアームスープレックスで投げ捨てた。王者もブレーンバスター逆襲する激しい攻防は、安齊がスリーパーで捕獲した。

 瞬く間に20分が経過した熱闘は、安齊のジャンピングニーをすかし王者がラリアットで主導権を握った。しかし、安齊もジャンピングニーで抵抗。さらに連打しカバーもカウント2。ギムレットを放とうと抱え上げるが王者が抵抗しブラックアウトで大逆転。背後から捕獲しシャットダウンスープレックスホールドを狙うも安齊が必死にこらえるとバックドロップで投げ捨てる。

 

 安齊は、背後からジャンピングニー。

再度繰り出そうとすると王者がカウンターのブラックアウトを放ち両者ダウンした。先に立ち上がった宮原がヒザをたたき込み、再びランニングしてのブラックアウトからシャットダウンスープレックスホールドを狙う。懸命に抵抗する安齊を投げ捨てた王者だがカウント2で返される。

 アリーナーの喚声がマックスに上がった激闘。安齊は立ち上がれずダウン。立ち上がった宮原は再びシャットダウンスープレックスホールドを試みるも安齊が抵抗しショートレンジのラリアットで逆転。ギムレットでたたき落とすも王者がカウント2で返す。

 互いの必殺技を返す奇跡に館内のボルテージが最高潮に上がる。30分が経過。安齊がギムレットで抱えるが宮原が脱出。シャットダウンスープレックスホールドを挑むも今度は安齊が脱出。またもシャットダウンスープレックスホールドを放った宮原が31分34秒の大熱闘で安齊を沈め9度目の防衛に成功した。

 壮絶な熱闘を制し自身と川田利明が持つ連続10回の最多連続防衛記録に王手をかけた。試合後のリングで宮原は「安齊勇馬、あなたと戦えて最高の夏だったぜ」とたたえ「今日から全日本プロレスは二大エースの誕生だ。世界一カッコイイ男に世界カッコイイ、ハートの持ち主だな。次はこのベルトを懸けてどんなシチュエーションでこのリングで会うのか楽しみにしているぜ」と再戦を約束した。

 さらに大激闘を「これが二大エース、宮原健斗と安齊勇馬の戦いだ」と誇った。さらに肉体的な疲労を理由に「王道トーナメントを欠場する。チャンピオンだから出なくていいだろ」と問いかけると満員のアリーナはブーイングに包まれた。すると「俺が出なきゃ始まらないだろ」と9・9品川から開幕する王道Tへの出場を約束し「全日本プロレス最高ですか!」と呼び掛け「全日本プロレス最高」と締めた。

編集部おすすめ