バレーボール ▽女子アジア選手権準決勝 ●日本1(21ー25、20ー25、25ー21、20ー25)3タイ〇(29日、中国・天津)

 優勝で2028年ロサンゼルス五輪出場権を獲得するアジア選手権の準決勝、世界ランク17位のタイとの一戦に挑んだ同6位の日本女子は1-3で敗れ、今大会での7大会連続15度目の五輪切符はならなかった。

 日本は1次リーグ3試合、準々決勝と4戦連続で3-0のストレート勝ちで上がってきたが、スタートダッシュを決めたい第1セットで出ばなをくじかれるように21ー25でタイに今大会初めて失セット。

第2セットは20ー25だった。0-2の崖っぷちで迎えた第3セットで今季初代表のOH・鴫原ひなたの活躍で1セットを奪い返したが、勝負のかかる第4セットで押し切られた。日本女子は30日16時15分開始の3位決定戦(中国ーイランの敗者と対戦)に回るが、敗れるとロス五輪切符は急転、いばらの道を歩むことになる。今大会の上位3チームには、来夏の五輪予選・W杯への出場資格が付与されるが、負けるとロス五輪が直前に迫る28年ネーションズリーグがラストチャンスになる。

 試合後、悔しい敗戦を喫した選手たちを、12年ロンド五輪銅メダルの木村沙織さん(40)が現地でインタビュー。ぼう然とし、セッターの関に「乗りきれなかった。課題を1つ教えてください」と質問したが、涙声で震えていた。関は「序盤しっかりパスがかってたんですけどコンビ展開のところでアタッカーを乗せることが出来なかったし、もっともっとすごくいいアタッカーがいるのに引き出せなかったのが反省点だとおもいます」と気丈に話した。

 得点源として期待されたOH和田由紀子は悔し涙を必死にこらえた。

 それでも涙がこぼれ、何度も手で涙をぬぐいながら「押された場面で負けてしまう私たちの弱さというのが自分たちの精度で負けてしまった試合だと思う。前半は自分があまりきまらなくてセッターをたくさん苦しめてしまった。そんな中でも何回もトスを託してもらった。

どんなときでもチームを引っ張れる選手になれるようにもっともっと成長しないといけない」と歯を食いしばっていた。

 ◇バレーボール 女子アジア選手権 日本代表◇

No.位置 選手名 年齢 所属

1 OH 和田由紀子 24 ブストアルシツィオ

3 MB 島村春世 34 群馬

4 OH ※石川真佑 26 エジザジュバシュ

5 OH 佐藤淑乃 24 ミラノ

6 S  関菜々巳 27 ブストアルシツィオ

7 S  栄絵里香 35 SAGA久光

8 L 小島満菜美 31 ソルトレーク

11 MB 山田二千華 26 NEC川崎

12 L 福留慧美 28 姫路

13 MB 山口真季 27 KUROBE

15 MB 宮部藍梨 28 ミネソタ

16 OH 鴫原ひなた 25 A愛知

22 OH 北窓絢音 22 SAGA久光

26 OH 秋本美空 20 ブストアルシツィオ

【注】No.は背番号で位置はOH=アウトサイドヒッター、

MB=ミドルブロッカー、L=リベロ、S=セッター。

※は主将

 ◇バレーボール女子のロサンゼルス五輪への道 開催国の米国を含めて12チームが出場。日本は大陸予選を兼ねたアジア選手権(中国・天津)で優勝すれば、最短で出場権を獲得する。それ以外にも来年行われるW杯で有資格国を除いた上位3チームに付与され、残りの3チームは28年ネーションズリーグの1次リーグ終了時点での世界ランク上位が獲得する。

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