バレーボール ▽女子アジア選手権準決勝 ●日本1(21ー25、20ー25、25ー21、20ー25)3タイ〇(29日、中国・天津)

 優勝で2028年ロサンゼルス五輪出場権を獲得するアジア選手権の準決勝、世界ランク17位の前回大会王者タイとの一戦に挑んだ同6位の日本女子は1-3で敗れ、今大会での7大会連続15度目の五輪切符はならなかった。

 日本は1次リーグ3試合、準々決勝と4戦連続で3-0のストレート勝ちで上がってきたが、スタートダッシュを決めたい第1セットで出ばなをくじかれるように21ー25でタイに今大会初めて失セット。

第2セットは20ー25だった。0-2の崖っぷちで迎えた第3セットで今季初代表のOH・鴫原ひなたの活躍で1セットを奪い返したが、勝負のかかる第4セットで勢いは続かず逆転はならなかった。

 タイには直近4連勝しており、通算53勝9敗と圧倒してきたが、正念場の一戦で力負け。2023年アジア選手権の準決勝以来となる黒星を喫した。日本女子代表のアクバシュ監督が掲げた「最短の道で五輪出場権を得る」という目標達成は、準決勝でついえてしまった。

 ネーションズリーグでの準々決勝敗退に続く不本意な結果で、日本は30日16時15分開始の3位決定戦(中国ーイランの敗者と対戦)に回るが、敗れるとロス五輪切符は急転、いばらの道を歩むことになる。

 今大会の上位3チームには、来夏の五輪予選・W杯への出場資格が付与されるが、負けるとロス五輪が直前に迫る28年のネーションズリーグが五輪出場権を獲得するラストチャンスになる。

 試合後、OH・和田由紀子(ブストアルシツィオ)が珍しく悔し涙を何度も手でぬぐいながら「押された場面でまけてしまう私たちに弱さがある。自分たちの精度で負けてしまった試合だと思う」と振り返った

 タイは得点源の和田に対し2枚ブロックの鉄壁守備を展開。サーブで攻められ、得点を次々と決められ、第2セット9ー10の場面ではラリーの攻防戦で競り負けるなど押し切られた。

 第1セットで日本はたびたびタイムアウトを取り、15ー21の場面でセッターを関菜々巳からチーム最年長35歳の栄絵里香(SAGA久光)に変更。第2セットで修正を試みたが2セット連続で連取された。

 第1セットの先発は主将の石川真佑(エジザジュバシュ)、対角に佐藤淑乃(ミラノ)、セッター・関菜々巳、対角に得点源の和田由紀子(ともにブストアルシツィオ)、ミドルブロッカーは島村春世(群馬)、山田二千華(NEC川崎)、リベロは福留慧美(姫路)。

 エース格のアチャラポーン・コンヨットは昨季まで日本の大同生命SVリーグのA山形、長身186センチのミドルブロッカー・タットダオ・ヌクジャンはPFUで活躍。コンヨットは23~24年から2季はNEC川崎で佐藤、山田らとチームメート。日本をよく知る主力に苦戦を強いられた。

 ◇バレーボール 女子アジア選手権 日本代表◇

No.位置 選手名 年齢 所属

1 OH 和田由紀子 24 ブストアルシツィオ

3 MB 島村春世 34 群馬

4 OH ※石川真佑 26 エジザジュバシュ

5 OH 佐藤淑乃 24 ミラノ

6 S  関菜々巳 27 ブストアルシツィオ

7 S  栄絵里香 35 SAGA久光

8 L 小島満菜美 31 ソルトレーク

11 MB 山田二千華 26 NEC川崎

12 L 福留慧美 28 姫路

13 MB 山口真季 27 KUROBE

15 MB 宮部藍梨 28 ミネソタ

16 OH 鴫原ひなた 25 A愛知

22 OH 北窓絢音 22 SAGA久光

26 OH 秋本美空 20 ブストアルシツィオ

【注】No.は背番号で位置はOH=アウトサイドヒッター、

MB=ミドルブロッカー、L=リベロ、S=セッター。

※は主将

 ◇バレーボール女子のロサンゼルス五輪への道 開催国の米国を含めて12チームが出場。日本は大陸予選を兼ねたアジア選手権(中国・天津)で優勝すれば、最短で出場権を獲得する。それ以外にも来年行われるW杯で有資格国を除いた上位3チームに付与され、残りの3チームは28年ネーションズリーグの1次リーグ終了時点での世界ランク上位が獲得する。

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