◆米大リーグ ドジャース―カージナルス(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(32)が1日(日本時間2日)、本拠地・カージナルス戦に「1番・DH」で先発出場。3ー10と7点を追う5回1死一塁で迎えた第3打席で中前打を放ち、2試合ぶりの安打をマークした。

2球目の高めのカットボールは一度はストライクと判定されるも、自動ボール・ストライク判定システム(ABS)によるチャレンジを要求してボールに判定が覆り、4球目のチェンジアップをセンター前にはじき返した。

 しかし、一方でこの打席も本塁打は生まれず、今季ワースト2位となる53打席連続ノーアーチとなった。同最長の「59」も迫ってきた。2死からベッツの左翼線への適時二塁打で大谷は三塁へ。さらにホームを狙うもエベル三塁コーチが三塁を蹴ったところでストップをかけた。大谷は頭から慌てて戻ったが、ベース上では両手を膝に置いて苦しい表情を浮かべた。左膝への負担も心配される。

 カージナルスの先発は右腕マグリビ。大谷は試合前の時点で通算6打数1安打の打率1割6分7厘の相手だった。投手復帰が白紙となって打者専念が続く中、ホーム9連戦の初戦で復調を告げる11試合ぶりの31号を狙う。初回先頭の第1打席はボール球に手を出して一ゴロに倒れていた。3回2死二塁では四球を選んで2試合ぶりの出塁。

その後のベッツの3点二塁打を呼び込んでいた。

 8月最終戦となった30日(同31日)の敵地・タイガース戦では5打数無安打2三振に終わった大谷。本塁打は18日(同19日)の敵地・ロッキーズ戦を最後に10試合出ていない。その間は40打数5安打の打率1割2分5厘、0打点、15三振と本来の姿とは程遠い状態となっている。

 左膝痛で7月3日(同4日)の本拠地・パドレス戦を最後にマウンドから遠ざかっている大谷。当初は8月30日(同31日)の試合で投手復帰するプランが進んでいた。同28日(同29日)にはブルペン入りして最終テストを行ったが、状態が思わしくなく、登板見送りが決まった。ロバーツ監督は「翔平はまだ十分に回復していない。膝(左膝)、腕(右上腕二頭筋)、体の全体がそういう状態だ。私はどの投手でも、こんな状態だったら無理に投げさせない」と説明した。指揮官によると、左膝などの不調は打撃には影響が出ていないというが、下半身の粘りなどが消えていることは明らかだった。

 しかし、ド軍移籍後の大谷は9月に無双してきた。

24年は24試合で打率3割1分2厘、10本塁打、17打点。25年も26試合で3割9分3厘、10本塁打、32打点と驚異的なラストスパート。今季は100%ではない体調だが、ポストシーズンに向けた「ヒリヒリする」戦いが大谷をよみがえらせる可能性もある。

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