◆第61回札幌2歳S・G3(9月5日、札幌競馬場・芝1800メートル)追い切り=9月2日、札幌競馬場

 メリハリの利いた走りで雰囲気の良さは抜群だ。無傷2連勝で重賞初制覇を狙うノヴァヴェローチェ(牡2歳、栗東・上村洋行厩舎、父エフフォーリア)は、札幌・芝コースで外レクスノヴァス(4歳オープン)を大きく後方から追走して、直線の入り口で並びかけるとスムーズに加速。

年長のオープン馬相手に首差だけ遅れたが、馬なりで余裕のフィニッシュ。手綱を執った北村友一騎手は「無理しない程度に余力残しという調教だったが、すごくいい感じで雰囲気も良く終えられたと思います」と、合格点の手応えを口にした。

 この日は明け方まで降った雨の影響で重馬場と力を要するコンディションだったが、それを苦にせずに走れたことは素質の片りんを物語る。「もちろん馬場は悪いはずですが、それを感じさせないところが“走る馬”なんだなと思わせてくれます」と、鞍上をうならせるほどだった。荒れていない馬場の外を通ったとは言え、改めて洋芝への適性の高さを示した。

 同じ舞台だった7月26日の初戦は、好位から4角先頭で3馬身半差の完勝だった。その後も在厩で調整を続けてきて、上十分に積みが見込めそうだ。北村友騎手は「すごく落ち着いていて、そのなかで前向きさがあったので、新馬戦の時より雰囲気は良くなっている。いい状態で向かえるのが何より」ときっぱり。勢いのある新種牡馬の父エフフォーリアへ、初の重賞タイトルを届けるチャンスだ。(坂本 達洋)

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