今夏の最終週を迎えた札幌開催は、白熱したリーディング争いに注目が集まる。デビュー4年目の小林美駒騎手(21)=美浦・鈴木伸尋厩舎=が、横山武史騎手と並んでトップタイの14勝。

今春の福島に続く自身2度目のタイトルへ意欲を見せる。「兄弟子である武史さんと並ぶことができて、そこは挑戦状じゃないですけど、そういう気持ちで勝ち取っていきたいと思っています」と力を込めた。

 勢いに乗って充実の夏を過ごしてきた。今年6月の函館記念をファウストラーゼンで制して重賞初制覇。先週土曜には札幌4Rのアニマレイで鮮やかな差し切りを決めて、女性騎手としてJRA史上最速となる通算100勝を達成した。今週から見習騎手を卒業して一般競走の負担重量は◇2キロ減に変更となり、「結果が求められる世界のなかで、北海道の地で爪痕を残すことができてよかったと思います」とはにかんだ。

 デビュー2年目から本格的に北海道シリーズに参戦することで、関西の厩舎との交流や経験を積んできたことは財産だ。自身初の重賞Vや先週の節目の白星は、いずれも栗東・須貝尚介厩舎の管理馬だった。「須貝先生には去年は結構怒られることも多かったですが、そこから自分も気を引き締めて、それでも乗せてくださる先生なので、その恩をしっかり結果で返せてよかったです」と、着実に信頼を得てきた。

 今週末は土日ともに札幌で計17鞍に騎乗する。ライバルの横山武騎手は札幌で騎乗するのは日曜のみで、逆転Vのチャンスは大きい。食事などプライベート面でも北海道を気に入っており、「最近は海鮮が好きですが、どこに行ってもおいしいですよね。

仕事を頑張った後の食事は特においしいです」と笑う。勝利の美酒で締めくくる。

(坂本 達洋)

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