映画監督の河瀬直美氏が4日、都内でエグゼクティブディレクターを務める「なら国際映画祭2026」(19~23日)の記者会見を行った。

 河瀬氏の地元・奈良を舞台に平城遷都1300年にあたる2010年から、2年に一度開催している映画祭。

奈良のシンボルとも言える世界遺産の東大寺大仏殿で「祈りのレッドカーペット」を開催する。「インターナショナルコンペティション部門」「NARA―wave学生映画部門」に合わせて世界81か国から1438作品が寄せられた。

 「CROSS」をテーマに掲げ、河瀬氏は「世界が分断ではなく、つながりたい」という思いを説明。「奈良は歴史的にシルクロードの最終地点。今でも一日に5万人の観光客が来る。1300年前と同じく、この街で人々が交わる交差点、交流の場として映画祭を開催したい。なら国際映画祭が誰かにとっての交差点になれば」と語った。

 NHK連続テレビ小説「ばけばけ」やエミー賞で14冠に輝いた配信ドラマ「SHOGUN 将軍」で知られるトミー・バストウがアンバサダーを務める。バストウは「オファーをいただいた時、驚きました。『ばけばけ』からたくさんのありがたい機会に恵まれるようになりました。アンバサダーに選んでいただき、光栄です」と顔をほころばせた。

 大きな反響を呼んだ「ばけばけ」は「母国語ではない日本語でのドラマは、大変なところもありますが、有意義で、達成感があります。

支えてくれた方々のおかげで、撮影に臨むことができました。その経験を大切にしながら、日本の活動をしていきたい」と前向きに語った。

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