スペインに敗れ涙したロナウド Photo/Getty Images
ともにチームの中心に据えられていたが
北中米W杯で、ポルトガル代表はスペイン代表とラウンド16で激突した末、0-1と敗れた。
クリスティアーノ・ロナウドは試合前の記者会見で、これが最後のW杯となることを明言していた。
これは象徴的だったと英『Daily Mail』は伝えている。「選手たちも、そしてポルトガル国民全員が知っていた。代表チームが、おそらくポルトガル史上最高のサッカー選手に盲目的に忠誠を尽くしてきたことが、大きな代償を伴ったことを」と同誌のイアン・ハーバート氏はコラムで綴った。2018年大会のスペイン戦ではハットトリックを記録したロナウドが、この試合ではほぼ何もできなかった。
ポルトガルではロナウドの功績を称えるとともに、彼を中心に据えつづけたロベルト・マルティネス監督のやり方に不満を抱く論調もあるようだ。元代表監督のアントニオ・オリベイラ氏は、ロナウドへの敬意は尊重しつつも「別の判断を下すこともできたはずだ」「ポルトガルとクリスティアーノ・ロナウド自身を守ることができたはずだ」「何よりも優先されるのはポルトガルのユニフォーム」とコラムで述べている。
大会のなかで輝いた瞬間もあったが、端的に言ってロナウドの衰えは明らかだった。同じく最後の大会となるかもしれないアルゼンチンのリオネル・メッシが39歳を迎えながらも未だにメッシらしさを見せ、ラウンド16のエジプト戦でも同点ゴールを決めてみせたことと比べると、残酷なまでに対照的だ。ハーバート氏も「衰えが見え始めたのは彼(ロナウド)の方だった」と綴っている。
アルゼンチンはメッシを、ポルトガルはロナウドを中心に据えたチームづくりを行い、戦ってきた。アルゼンチンはメッシのために全員が尽くし、メッシはそれに応えて勝ち進んでいる。
長年サッカー界の2大スーパースターとされてきたメッシとロナウド。この大会は2人の残酷なコントラストを描き出してしまったようだ。

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