イタリアサッカー界を揺るがせた審判不正疑惑 ロッキ氏は不起訴...の画像はこちら >>

疑惑のジャンルカ・ロッキ氏 Photo/Getty Images

VAR介入疑惑も立証されず

セリエAを揺るがせた審判不正疑惑が、一区切りを迎えることになりそうだ。

イタリア『Gazzetta dello Sport』によると、スポーツ詐欺への関与容疑で捜査を受けていた元審判委員長ジャンルカ・ロッキ氏は、近く不起訴(捜査打ち切り)となる見通しだという。



ロッキ氏は先週、ミラノ検察で4時間以上にわたる事情聴取を受けた。当初は黙秘権を行使していたものの、再度の出頭要請に応じて検察の質問に回答。その結果、当初の容疑内容にも大きな変更が加えられたようだ。

特に注目されていたのが、VARルームへの「ノックする」(bussate)と呼ばれる不正介入疑惑だった。本来のプロトコルに反し、VAR担当審判へリアルタイムで判定変更を促していたとされたが、検察は刑事事件として立件できるような証拠を確認できなかったという。

一方で現在も残っているのは、インテル戦の審判指名をめぐる疑惑だ。検察は、ロッキ氏がインテル側の意向を踏まえて審判を割り当てた可能性を捜査していた。

具体的には、2026年4月26日のトリノ対インテル戦でマウリツィオ・マリアーニ主審を指名した件や、2025年5月3日のインテル対ヴェローナ戦でジャンルカ・マンガニエッロ主審を選んだ件などが対象となっている。

しかし、『Gazzetta dello Sport』によれば、ロッキ氏がインテル幹部と直接連絡を取っていた証拠は確認されておらず、これまでの捜査でも具体的な裏づけは得られていないという。また、報道で名前があがったFIGC(イタリアサッカー連盟)のガブリエレ・グラヴィーナ会長やインテル関係者も捜査対象にはなっていない。

一時はイタリアサッカー界全体を巻き込むスキャンダルへ発展する可能性も指摘された今回の事件。しかし、現時点では決定的な証拠は見つからず、ロッキ氏の捜査は不起訴という形で幕を閉じる可能性が高まっているようだ。

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