シュヴァインシュタイガーがクロップ招聘を急ぐDFBを批判「自...の画像はこちら >>

元ドイツ代表のシュヴァインシュタイガー氏 Photo/Getty Images

クロップにも「魔法のような奇跡」は期待できない

元ドイツ代表のMFバスティアン・シュヴァインシュタイガー氏が、ユルゲン・クロップ招聘を巡るドイツサッカー連盟(DFB)の対応について言及。早い段階からクロップを後任の本命として扱う動きについて、疑問を呈した。

『sky sports』が報じている。

ドイツ代表は決勝トーナメント1回戦にてパラグアイと対戦し、PK戦の末に敗退した。早期敗退の結果を受け、ユリアン・ナーゲルスマン監督が辞任を表明。DFBは現在次期監督を探しており、最有力候補として、レッドブル社のグローバルサッカー部門の責任者を務めているユルゲン・クロップに白羽の矢が立っている。

そんな中、ドイツ公共放送『ARD』の解説者として出演していたシュヴァインシュタイガー氏は、ナーゲルスマン監督の後任探しについて「DFBには他の選択肢があるのか?」と疑問を呈しており「連盟の対応には少しだけ自信や落ち着きが欠けているように感じる。サッカーの専門知識という点では、例えばローター(・マテウス)やマティアス・ザマーといった人物も有力候補になり得るだろう」と語っていた。

またシュヴァインシュタイガー氏は、DFB会長のベルント・ノイエンドルフ氏と現在ボルシア・ドルトムントの(CEO)でもあるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏が、アメリカでワールドカップ期間中にドイツの動画配信サービス『MagentaTV』の解説者を務めているクロップ氏と面会するため、現地に向かう予定だという報道にも触れ「少し慌ただしい対応に見える。常に対抗となる選択肢(別の視点)も持っておく必要がある」と述べていた。

これまでドルトムントやリヴァプールで数々のタイトルを獲得したクロップ。ドイツ国内ではクロップ率いるドイツ代表に大きな期待が高まっている中、シュヴァインシュタイガー氏は「クロップにも『魔法のような奇跡』を期待することはできない」と語っており、今のドイツ代表の現状を冷静に分析し「我々は今、地面に倒れている状態だ」「ユルゲン・クロップは、私にとっては傷を治すための絆創膏のような存在だ。しかし、その傷が完全に治るかどうかは分からない。我々は今後数年間、選手世代とともにしっかり取り組んでいかなければならない」と話した。


そしてDFBに対し「少し目標設定を低くするべきだ」と助言。「再び他国の代表チームが『ドイツだ、彼らは強い。我々は彼らを尊敬し、恐れなければならない』と思うような代表になれば嬉しい。しかし、現状ではそうではない」と現状への危機感を示し、まずは「ワールドカップでまず準々決勝に進出すること。それだけでも再び良い結果と言える」と、段階的な目標設定の必要性を訴えた。

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