W杯準決勝で救急隊がフル稼働 陣痛、胸の痛み、重大事故…… ...の画像はこちら >>

アルゼンチンがイングランドを2-1で下したが…… photo/Getty Images

歓喜の一夜、医療現場はフル稼働

アルゼンチン代表がイングランド代表を2-1で下し、ワールドカップ決勝進出を決めた夜。その熱狂は街中を歓喜で包んだ一方で、医療現場には大きな負担がかかっていた。



アルゼンチン『LOS ANDES』によると、メンドーサ州の救急医療サービス(SEC)は試合前後を通じて通常を上回る救急要請に対応。交通事故やけんかによる負傷者に加え、胸の痛みを訴える患者や、路上で陣痛が始まるケースまで発生したという。

報道によれば、当日は交通事故が21件、胸の痛みを訴えるケースが5件、けんかによる外傷が3件、その他の外傷が6件発生。さらに銃撃による負傷者が1人、刃物による負傷者が1人確認され、2人の妊婦が陣痛の兆候を訴えて搬送された。幸いにも搬送後に出産には至らなかったという。

SECの責任者マティアス・ドナッティ医師は、「昨日はかなり慌ただしい一日だった。しかしサービスは何事もなく機能し、代表チームと同じように期待に応えることができた」とコメント。交通事故の増加については「試合後の祝賀ムードが負傷者増加につながった」と分析し、重傷事故も発生したことを明かしている。

また、試合後は多くのサポーターが街へ繰り出したため道路が混雑。こうした状況で機動力を発揮したのがバイク救急車だった。ドナッティ医師は「通常より運用時間を延長したことで、混雑した場所や進入しづらい場所にも素早く到着できた」と、その有効性を強調している。

一方で、路上で陣痛の兆候を示した妊婦がいたことを受け、「妊娠中は大勢の人が集まる場所へ行くことには十分注意してほしい」と注意喚起。
アルゼンチン中が歓喜に沸いた一戦のあとは、医療現場にとっても対応に追われる長い夜となった。

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