「メッシ優遇論」「八百長疑惑」拡大…… FIFAが異例の緊急...の画像はこちら >>

大会後も尾を引く騒動についてFIFAは声明を発表 Photo/Getty Images

FIFAが公式見解を発表

ワールドカップ期間中に相次いだ判定を巡る論争や"八百長疑惑"を受け、FIFAが公式声明を発表した。

FIFAは、「FIFAインテグリティ・タスクフォース」が大会全104試合を対象にベッティング市場や試合中のデータをリアルタイムで監視した結果、「不審なベッティング活動や試合操作を示す兆候は一切確認されなかった」と結論づけた。



タスクフォースにはFIFAだけでなく、FBI、インターポール、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、欧州評議会、国際ベッティング・インテグリティ協会(IBIA)なども参加。大会期間中に寄せられた情報を集約・分析し、全104試合を監視したという。

今大会では判定を巡る論争が相次いだ。エジプト代表はアルゼンチン戦での判定を受けて審判団の除外を要求し、ホッサム・ハッサン監督は「FIFAはメッシを大会に残したかった」とまで主張。さらにクリスティアーノ・ロナウドの公式Instagramアカウントが「FIFAがアルゼンチンを決勝へ導いた」とする投稿に「いいね」を付けたと話題になり、大会の公正性を巡る議論は一気に拡大した。

一方で、FIFAを取り巻く疑念は完全には収まっていない。大会期間中には欧州評議会のアラン・ベルセ事務総長が、FIFAの政治的判断やベッティングとの関係について「スポーツの信頼性が危機にさらされている」と異例の公開書簡で批判し、2030年大会へ向けた新たなインテグリティ体制の構築を求めていた。

FIFAは今後も女子ワールドカップを含む全大会で同様の監視体制を続けるとしている。

しかし、サッカーファンが求めているのは「賭博市場の監視」だけではない。政治的影響を受けない競技運営、一貫した判定基準、そして説明責任だ。2026年大会で噴出した数々の疑念を考えれば、FIFAが本当に守るべきだったのは試合結果だけではなく、大会そのものへの信頼だったのではないだろうか。

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