「高すぎる」と批判殺到も完売続出…… W杯2026でFIFA...の画像はこちら >>

チケットの高騰も問題となった北中米W杯 photo/Getty Images

高額チケットへの批判も収益は過去最高へ

2026年W杯は、チケット価格をめぐって多くの批判を浴びた一方、FIFAにとっては記録的な収益を生み出す大会となったようだ。

イタリアメディア『CALCIO E FINANZA』がGlobalDataの分析を紹介したところによると、全104試合のうち89%が収容率99%以上を記録し、69%が完売。

わずか56試合を消化した時点で、過去のW杯を上回る観客動員記録を更新したという。

北米開催でチケット価格が高騰するなか、ファンからは「高すぎる」との批判も噴出していた。FIFAは北米のスポーツ市場では人気イベントのチケットが高額になるのが一般的だとして、ダイナミックプライシングを含む価格戦略を擁護していた。

しかし、批判とは裏腹に、多くのファンが高額なチケットを購入。GlobalDataによれば、チケットとホスピタリティパッケージによる収入は大会全体で50億ドルを超える見通しだという。

2026年大会は従来の32チーム・64試合から48チーム・104試合へと拡大。これにより、過去の大会より約215万枚多くのチケットを販売できる環境も生まれた。

FIFAが大会前に見込んでいた収益は110億ドルだったが、大会後の推計では150億ドルまで膨らんでいる。

GlobalDataのアナリスト、ジェイク・ケンプ氏は、高額なチケット価格と大会規模の拡大によって、FIFAが過去のどの大会よりも多くのチケット・ホスピタリティ収入を得ることになったと指摘。一方で、熱心なファンからさらに経済的な負担を引き出すことの倫理的な問題は、今後も議論が続くだろうとの見方を示している。

FIFAにとっては大きな経済的成功となった今回のチケット戦略。北米で開催される2028年ロサンゼルス五輪でも、高価格帯のチケット戦略が広がる可能性があり、今回のW杯が今後のメガイベントにおける価格設定のモデルとなるかにも注目が集まりそうだ。

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