近年多くの日本人選手がプレイしたセルティック Photo/Getty Images
次なる補強市場はアフリカか
現地時間9月1日、イングランド・チャンピオンシップ(2部)のバーンリーはセルティックからMF旗手怜央を獲得したことを発表した。この移籍により、近年多くの日本人選手が所属してきたセルティックから、日本人選手がいなくなることとなった。
セルティックでは、2021年にアンジェ・ポステコグルー氏が監督に就任。21年7月に古橋亨梧が加入し、その冬には前田大然、旗手、井手口陽介の3人が加入。さらに2023年冬には岩田智輝と小林友希、2025年夏には稲村隼翔と山田新が加わるなど、多くの日本人選手がセルティックに集結した。
なかでも古橋は得点源として大きなインパクトを残し、前田は豊富な運動量を生かして前線を支えた。そして旗手も中盤の重要な存在としてチームに貢献。クラブは21−22シーズンからリーグ5連覇を果たしており、日本人選手たちは国内タイトル獲得だけでなく、欧州の舞台でも存在感を示し、クラブの成功を支える重要な戦力となっていた。
この成功によって、セルティックにとって日本は有力な補強市場の一つとなった。しかし近年は日本人選手の退団が相次いでおり、昨年1月に古橋がフランスのスタッド・レンヌへ、今夏には前田もプレミアリーグのイプスウィッチへ移籍。現在ベルギー1部のルーヴェンにローン移籍で加入している山田を除いて、セルティックに残っていた日本人選手は旗手ただ一人となっていた。
そして旗手も退団したことで、今季セルティックでプレイする日本人選手はゼロ。Xや『Reddit』のスレッドなどを見ると、日本人選手が相次いでクラブを離れたことについて「近年のセルティックで最高クラスだった3人の選手が、最終的にイプスウィッチ、バーンリー、バーミンガムへ行くことになったのは、少し悲しい気持ちになる」「セルティックの日本人時代もこれで終わりか……」「素晴らしい思い出はたくさんある。そして、これで一つの時代が終わる」といった惜しむ声も見られた。
なお、日本人選手の在籍が途切れたことで注目されるのが、セルティックの今後の補強戦略だ。セルティック専門メディア『Read Celtic』は、日本に続く新たな市場としてアフリカに注目する可能性を指摘。「アフリカは5年前の日本に似ている」とし、アフリカには以前から才能ある選手が存在する一方、インフラの改善や欧州クラブのスカウト網の拡大が進んでいると分析している。
そのうえで、欧州クラブによるスカウティングが年々活発になるなか、「先に動いたクラブこそ、最も大きな恩恵を受けることになる」と主張。日本人選手が欧州で広く評価されるようになった現在、かつてのような「掘り出し物」を見つけることが難しくなっていることを踏まえ、セルティックが次なる補強先としてアフリカ市場を開拓する可能性を示唆していた。

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