~ 2026年1-7月の「税金滞納」倒産動向 ~

 2026年1-7月の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、2017年以降の10年間で最多の154件(前年同期比55.5%増)だった。7月は28件(前年同月比64.7%増)で4カ月連続で前年同月を上回り、増勢ピッチを強めている。


 1-7月の負債総額は198億2,600万円(前年同期比43.6%減)と、2年連続で前年同期を下回った。負債10億円以上が2件(前年同期7件)に減少し、1億円未満が100件(構成比64.9%)と小口化が鮮明となっている。
 物価高や金利上昇などが収益を圧迫するなか、賃上げも社会保険料の負担を増大させている。過剰債務を抱えて新たな資金調達が難しい企業が、納税資金を確保できず「税金倒産」を押し上げる状態が続いている。

 2026年1-7月の「税金滞納」倒産は、資本金1千万円未満が92件(構成比59.7%)と6割を占めた。また、形態別では、破産が151件(同98.0%)を占め、税金滞納に追い込まれた企業の再建は難しいことを示している。
 現在も金融機関や取引先への税金滞納に伴う取引照会は多い。納税は義務だが、事業継続の意思を持つ企業とは納付に向けて話し合い、状況に応じた分割納税や延納など弾力的な対応も必要だろう。
※本調査は、2026年1-7月の全国企業倒産(負債1,000万円以上)の「コンプライアンス違反」倒産のうち、「税金滞納」関連を集計・分析した。

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