今から10年以上前、『学校へ行こう!』という番組が大人気だった。そのなかでも特に「B-RAP HIGH SCHOOL」というコーナー! これは出演者がオリジナルのラップなどを披露するコーナーで、「軟式globe」、「尾崎豆」、「MUSIA」、「チゲ&カルビ」など数多くのスターを輩出。
今回はそのスターのなかでも、当時現役の慶大生ながらお勉強ラップで一世を風靡したCo.慶応さん(以下敬称略)にインタビューしてきました!
『学校へ行こう!』で一躍有名になったCo.慶応! 約10年のブランクを経てYouTuberに

【学校へ行こう出演のキッカケは……「暇」!?】


Co.慶応の代名詞ともなっているラップ! 話を聞いてみると、ラップとの出会いはアメリカにあるようだ。Co.慶応、実は小学校2年~5年生までアメリカに住んでいたという帰国子女! その影響か、日本にラップが広まる前からラップに馴染みがあったそうだ。
そんな幼き頃からラップと触れ合ってきたCo.慶応が一躍有名となったのが、あの伝説の番組、『学校へ行こう!』。自ら同番組オーディションに応募したというが、その時の心境についてCo.慶応は……「当時は18歳、受験も終わって“暇”だったので応募しました(笑)」とのこと! Co.慶応のラップで歴史を覚えた僕としては、番組に応募してくれてありがとう、いや、暇な時間よ、ありがとうございます(土下座)という気持ちである……
『学校へ行こう!』で一躍有名になったCo.慶応! 約10年のブランクを経てYouTuberに

【Co.慶応の名前は勘違いから生まれた!?】


さて、今回インタビューをしたなかで特に衝撃的だったのは、「Co.慶応」の名前の由来だ。なんとなく「慶応大学」から来ているという想像はできるが、「Co.」の部分は一体なに!? 

「ハハハッ! 僕の芸名、実は番組ディレクターに付けてもらったんです。僕の苗字は『高(たか)』ですが、それを『高(こう)』と勘違いしたのか、steady & co(※当時流行っていたラップユニット)と掛けて付けてくれました。読み方が間違っているので本当は掛ってないんですが(笑)」(Co.慶応)

なんと……!? 「Co.慶応」という芸名はディレクターの勘違いから生まれたものだった! ちなみに『学校へ行こう!』の他出演者についても、自分で芸名を付けている人はいないのでは? とのこと。こちらも驚きの事実!

またCo.慶応は、「勉強ラップというテーマもですね~」と続けた。Co.慶応といえばDragon Ashの曲に乗せた「先土器、縄文~♪」のお勉強ラップが有名。そのお勉強ラップも、オーディション時、番組制作陣からのこんな一声がキッカケだったそうだ。

「慶応に合格したんだ~、じゃあ勉強関係のラップ作れる?」

えっ、すごくざっくりしているぞ笑 Co.慶応はこのディレクターの言葉をキッカケに、当時流行っていたDragon Ash曲に年号を乗せて再度オーディションに臨んだところ、ウケが良くて合格! あの有名なラップも、実はこんな一言をキッカケに作られていたのだ。

★ここで大大大人気だった、Co.慶応のお勉強ラップをおさらい

(「Co.慶応 オリジナル日本史ラップ」)

【あの頃の記憶は上書き保存?】


番組出演後は、一躍時の人となったCo.慶応。かなりモテたんだろうなぁ、なんて思っていたら実はそうでもなかったらしい。

「声をかけられるのは1週間に1回くらいで、大学内ではほとんどなかったです」(Co.慶応)

えー! まぁ、そんなこといいつつ実際は人気者だった(と思う)。そんなCo.慶応だが、当時のことを実はあまり覚えていないという。次から次へと手の込んだネタを作っていた多忙な状況下では、「記憶は上書き保存みたいな状態」だったそうだ。でもそんな忙しい日々も、とにかくすごく楽しかったというCo.慶応、「学校へ行こう!」に出演して最も嬉しかった出来事を聞いてみた!

「番組ゲストで来ていたウィル・スミスさんにお会いできたことは、ほんっとーに嬉しかったです!!!」(Co.慶応)

そう! Co.慶応がウィル・スミスと英語で会話していた1コマは子供ながらに「マジかっけー……(憧れの眼差し)」と思った記憶が。帰国子女のCo.慶応が話すキレイな発音の英語、そのギャップに惹かれたという人も多いのでは!?
『学校へ行こう!』で一躍有名になったCo.慶応! 約10年のブランクを経てYouTuberに

【人気YouTuberになって、活動再開】


その後数年が経ち、「B-RAP HIGH SCHOOL」は自然消滅。Co.慶応の出演もフェードアウトする形になった。テレビ出演以降は普通にリア充生活(?)を満喫していたようだが、約1年半前に六本木にできたYouTube Spaceを訪れてクリエイティブ魂が再燃!

結果的にテレビ出演から約10年のブランクを経て現在は、YouTubeを主な舞台にCo.慶応として芸能活動を再開! Co.慶応のYouTubeチャンネルは現在2万人以上の登録がある人気アカウントだ。
YouTubeは、ライブよりコメントなどで直に反応が見れる点や、映像合成が比較的簡単に作れるところに惹かれたという。
『学校へ行こう!』で一躍有名になったCo.慶応! 約10年のブランクを経てYouTuberに

Co.慶応は、「今後もYouTubeでの活動に注力していきたい! 今後はより作り込んだ作品を出していければと考えています!」とのこと。
どうやら今後もYouTubeでCo.慶応のネタが見られそうだ。弊媒体ではCo.慶応の今後の活動にも注目していきます!
(さのゆう90)
■Co.慶応の新作お勉強ラップはこちら
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