常々、可愛いものには敏感なのですが、先日、テレビで何気なく睡眠改善薬『ドリエル』のCMを見ていて、ハッとました。そのパッケージに描かれた愛らしい猫のイラストに! 
人間と同じように不眠に悩む、猫のフミンチとは?

絵本に出てきそうな繊細なタッチの猫で、よく見てみると、イラストの側には「レオニャルド・フミンチ」というナイスな名前が。


早速、発売元のエスエス製薬に問い合わせてみたところ、「レオニャルド・フミンチ」が最初に登場したのは2011年5月、『ドリエル』の新聞広告だったそう。

なぜ猫のキャラクターにしたのか聞いてみると「猫の語源である“寝る子”から、寝てばかりいる猫が眠れなくて困っている姿を通して、睡眠の大切さを考えるきっかけになるようにという願いを込めました」とのこと。たしかに猫といえば、自由に寝たいときに寝ているイメージ。そんな猫が眠れないなんて辛い!

それにしても、市販薬のキャラクターとしては、繊細なイラストのタッチがとても新鮮。するとイラストについては、こんなこだわりが!

「眠れない人が抱えるストレスを少しでも軽減できるような“癒される”雰囲気の猫にするために、現在のようなタッチになりました。毛の質感、また眠れない表情も辛すぎず、一方で共感してもらえるような表情になるように工夫いたしました」

『ドリエル』のサイトには「フミンチお楽しみコンテンツ」もあり。
そこでちょっと意外だったのが、フミンチの職業が「まじめなサラリーニャン」という設定だったこと。というのは『ドリエルEX』のパッケージに描かれている、パジャマを着た姿が可愛らしかったので、子猫だとばかり思っていたから!
人間と同じように不眠に悩む、猫のフミンチとは?

でも考えてみれば、『ドリエル』は睡眠改善薬。仕事や家庭のストレスで夜は眠れない、昼間はつい居眠りしちゃう、働きもののサラリーマン改め、サラリーニャンというのが、しっくりきます。

ところで、フミンチが登場する「ぐっすり〜ニャ」という睡眠記録アプリもあり。これは2012年3月23日(不眠の日)に配信後のダウンロード数は70万というからなかなかの人気ぶり!
人間と同じように不眠に悩む、猫のフミンチとは?

これはスマホに内臓の加速度センサーが睡眠時の動きをキャッチし、自分の睡眠がグラフで見えるようになるアプリ。睡眠記録を継続して行なうと、フミンチのためのバーチャル快眠アイテムもゲットできるというお楽しみも!
人間と同じように不眠に悩む、猫のフミンチとは?

アイテムをコレクションして、自分なりにフミンチのコーディネートができるのは魅力的。
ちなみに現在は、このアプリの他にも、フミンチと一緒に撮影ができる「ぐっすり〜ニャARカメラ」という無料ダウンロード可能(iPhone専用)なアプリも出ている。

いつかフミンチの家族とか仲間が登場したら、きっと可愛いだろうな〜。なんてキャラクター好きは思ってしまうのですが。とにかく、活躍の場を広げていくフミンチにこれからも期待したいです!
(田辺 香)