実は、密かに"お風呂嫌い"な人は多い気がします。かつて、中村アンは「お風呂に入るペースは3日に一度」とカミングアウトしていたし、数年前の某イベントできゃりーぱみゅぱみゅは「お風呂に入るのが苦手」と告白していました。

私も、どっちかと言うとこっち派なんです。お風呂に入ると、疲れちゃう。体力が消耗する。端的に言うと、面倒臭いんですよね……。だからこそ、"お風呂嫌い"の子どもたちの気持ちがわからないではない。

そんな我々派の強い味方となるであろうアイテムを、今回はご紹介しましょう。
フロンティア物産(大阪府大阪市)が発売する、その名も『ジェリーバフ』が非常にマジカルなんです。
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

まず、お風呂に入る直前。湯船のお湯に、魔法の粉(ステップ1)を投入します。すると、あっという間にお湯がゼリー状に変化するらしい。
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

ゼリー状のお湯をかき混ぜたり、練ったり、揉んでみたり……。どうですか、皆さん。
想像するだけで、楽しそうじゃないですか!? もちろん、ゼリー状のまま排水口へ流すわけにはいかない。存分に遊んだ後は粉(ステップ2)を入れてかき混ぜると、ゼリーから液体に状態が戻ります。

果たして、この状態変化の原理は? 同社に伺ってみました。
「ステップ1の粉には、液体をジェル化させるアクリル酸ナトリウムが入っています。要するに、アクリルを作って固まらせるのです。一方、ステップ2の粉には塩化ナトリウムが含まれています。
固めたポリエステルが液体に戻り、サラサラ流れていきます」(担当者)
かぁ~、まさに科学の世界じゃないですか。ジェル状に変化するお風呂、体験してみたいなぁ……。

ゼリー状のお風呂に入ってみた


というわけで、話題の『ジェリーバフ』を実際に取り寄せてみました! しかも、今回は特別バージョン。3月末の発売が予定されている『ジェリーバフ カラーチェンジ』を、試してみたいと思います。
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた


まず、例によってステップ1の粉を入れます。
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

見て、お湯がイエローになってる! お湯の表面を見ると、つぶつぶが目立つというか、少なくともサラサラしてるようには見えません。
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

このお湯を、手ですくってみると……
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

あらぁ、こんな感じに! 異常なボリュームの氷アイス(レモン味)を手に取ったような気分になりますが、香りを嗅いだら無臭でした。


ではいよいよ、この湯船の中に肩まで浸かりたいと思います。ザブン! ……これは、絶対に初体験の感覚。ザラザラしたお湯の中に体が埋まり、体を動かすごとに心地よい刺激が体感できる。ゼリー(レモン味)の中へ、自分の体が投入されたみたい!

さて存分に遊んだところで、そろそろ上がろうかしら。……と、その前にステップ2の粉をお湯へと投入します。
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

そのまま遊んでいたら、いつの間にかお湯がブルーに!
お風呂のお湯をゼリー状にしてしまう"魔法の粉"を試し、ザブンと肩まで浸かってみた

状態も、ゼリー状からつぶつぶが失われていきました。
液体へと戻っていくよ! ただ、カラーはブルーのまんまです。黄→青という変化は、まさしく「カラーチェンジ」だな。
「このお湯で遊んだ後は結構体がヌルヌルするので、しっかり体を洗っていただければと思います」(担当者)
無事にお湯が液体へと戻ったら、安心して排水口へと流してください。いやぁ~、楽しくお風呂に入れちゃったよ!

万が一に備え、食用の着色料を使用


この『ジェリーバフ』、主にお子様をお持ちの主婦層に人気だそう。お風呂嫌いなお子様にお困りの家庭で重宝されているようです。

ただ、この大胆カラーリングを気にするお母さんもいらっしゃると思います。

「着色料は日本の基準をクリアしているものが使用されています。また、万に一つ誤飲してしまった場合に備え、食用の着色料が採用されています」(担当者)
浴槽にも体にも色移りしないので、その辺についても安心でしょう。

この『ジェリーバフ』の価格は1,036円(税込)で、Plazaを始めとした全国の専門店にて購入することができます。
「今までに、約1万個の販売数を記録いたしました。予想以上のペースで売れて品切れとなってしまい、現在はお求めを皆様に待っていただいている状況です」(担当者)

お風呂場が家族のコミュニケーションスペースに早変わりするであろう、この"魔法の粉"。もちろん20代以上の若者が遊び目的で購入するケースも多く、"お風呂嫌い派"の心強い味方としてもバッチリ機能します。
(寺西ジャジューカ)