場所は市内中心部のレ・アル地区。周囲は歓楽街になっていて、ゲイの街として有名なマレ地区からも近い。ホテルは単独で建っているわけではなく、「Le Club 88」というヨーロッパ最大級のアダルトショップのフロア内にある。
まず、日本のラブホテルと大きく違う点として、人と会わずに部屋を使えないということ。アダルトショップの店員さんに「ラブホ使いたいんですけど」と告げると、上階にあるホテルスペースへ案内される。
料金は1時間25ユーロ(約2600円)。営業時間は9時から翌2時まで(入室は翌1時まで)。アダルトショップの営業時間に合わせた「休憩」利用のみで宿泊できないため、ホテルというより時間貸しの部屋といったところか。室内は7種類の異なったテーマ(日本の道場、インド・ボリウッド、SMダンジョン、オリエンタル・パレス、アフリカの家、船長のキャビン、ベネチアのゴンドラ)が用意されている。広さは約4畳で、バスタブなどはなく各部屋シャワーのみ。
「人種は白人からアジア系、モロッコ等のマグレブ(北アフリカ)系、黒人の方など様々。
日本文化に関心の高いフランスに、また新たなカルチャーが輸入されつつあるようだ。
(欧州プレス)