中国メディア・東方網は5日、手放しで差すことができるドローン搭載の傘を日本の企業が開発しているとする記事を掲載した。

 記事は、「日本の企業が新しいドローン傘を設計した。
高速回転するプロペラで傘を空中に持ち上げ、使用者の頭上に浮遊させることで日差しを遮る。両手が空くことにより、日傘を差しながらより多くのことができるようになるのだ」と紹介した。

 また、傘に搭載されたドローンには人工知能ソフトが組み込まれており、使用者の頭の位置を検知し続けて常に強烈な日差しから頭を守ることができると説明。プロトタイプ品の幅は約150センチで、重さが約5キロとなっており、今後はこの重さを1キロになるまで改良して、1回の充電での稼働時間を20分から1時間にまで伸ばす予定だとしている。

 一方で「ドローンに関して法規制があるため、現状で販売されたとしても、自由にこの傘が使えるわけではない」と指摘。企業もこの点を意識しており、まずはゴルフ場などの法人向けに販売する構想を立てていると伝えた。
想定している価格は1本3万円で、ドローンの保険金も含まれているとのことだ。

 記事は、現時点では日傘のみを用途としているドローン傘について、この企業が将来的には防水機能を付加したうえで雨傘としても使えるようにする意思を持っていると紹介。そのためには、防水性だけではなく、強風で吹き飛ばないように動力を強化する必要もあると伝えた。

 実用化して広く普及するには、越えなければならないハードルや解決しなければならない技術的な課題がたくさんありそうだ。しかし、アイデアを出し、それを形にしてみることは、現在中国で声高に叫ばれている「創新」、すなわちイノベーションを起こすうえではとても大切なことではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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