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「ひよっこ」120話。ようやくわかった、ぱるるは重要だった

2017年8月21日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第20週「さて、問題です」第120回 8月19日(土)放送より。 
脚本:岡田惠和 演出:松木健祐
イラスト/小西りえこ

20話はこんな話


引き続き、みね子(有村架純)、由香(島崎遥香)、時子(佐久間由衣)、早苗(シシド・カフカ)による、〈月時計会議〉のもようが描かれる。

みね子の島谷問題


すごい。
同じ場面で1日かけることは「ひよっこ」ではもうお馴染みだが、なんと2日間、月時計会議。
増田明美も「長かったですね」とナレーションで言っていた。

岡田惠和は、拙著「みんなの朝ドラ」でインタビューした時、1週間同じ場面で会話が続くとかどうですか?と聞いたら、さすがにそれは・・・と言っていたけれど、2日はいけたってことですね。

正確には、最後の5分は、保留になっていた愛子(和久井映見)と富(白石加代子)の話だったが。

めんどうくさい、由香


母が働きすぎて亡くなってしまったことを、父・省吾(佐々木蔵之介)と祖母・鈴子(宮本信子)が自分たちのせいと悔やんでいるのを見てきた由香(島崎遥香)。
「(悲しいことあっても)忘れることはできなくても考えないようにしないと生きてなんかいけないと思うんだ」
そうわかっていても、
「でも私の存在がさ、鈴子さんとお父さんを楽にしないんだ。毎日楽しく生きてちゃいけないと思わせてしまうんだよね」
「(明るくふるまうことが)うまくできないし、そうしようと思うとなんかいやな感じになっちゃうし」
と思って、家を出たと告白する。
困った娘は「演技」で、「ほんとはね素直でいい子」なのだそうだ。
素直っていうのは、母が死んで悲しい気持ちを隠しきれないっていうことなのであろうが、父と祖母に対しては全然素直じゃない。でも、そこは、みね子が「面倒くさい人ですね。でも何となく私、わかります」とツッコミつつ、受け止める(楽しげな劇伴をかけて、シリアスにし過ぎない)。

みね子は、由香と対照的に、悲しいことがあっても笑って、家族に負担を感じさせないようにできる子だ。
由香にはそれがまぶしかったのかもしれない。しかも、そんな子が、自分の抜けた家で、娘のように可愛がられていて、父も祖母も悲しいことを忘れたように笑顔で過ごしているのだから、もやもやして絡んでしまうのも無理はない。

「由香はどんな奴だった問題」と早苗(シシド・カフカ)はまとめた。
どんな「生き方」でなく、どんな「奴」。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 3

  • すみれ 通報

    みね子はほんとにいいこと言うねえ。それにしてもヤスハルは音痴。素人っぽさを出すためにわざとはずしてるんだとしたら、うまい。

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  • すず 通報

    早苗さんが仕切ってくれたおかげで心の内をさらけ出す由香。誰かに聞いて欲しかったんだね。いきなり印象が変わって素直になったのは、不思議ですが…鈴子さん達との、わだかまりが解ける日も近そうです。

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  • ソーダ 通報

    〝大事なのは役割(肩書)ではなく、その仕事の内容なのだ〟 私はこの言葉を年に1度見直したい。

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