今回記事でご紹介するのは社会現象を巻き起こしたテレビ東京のアニメ、および貞本義行が作画を担当したその漫画、『新世紀エヴァンゲリオン』のあらすじです。
制作はGAINAX制作、監督は庵野秀明。本作は1995年にテレビアニメがスタート。
謎めいた最終回が物議を醸して人気に火が付き、のちに劇場版が完結しました。
1990年代のセカイ系ブームの先駆けと言われており、今なお熱狂的なファンに支持される作品です。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『新世紀エヴァンゲリオン』のあらすじ
主人公の碇シンジ(いかり シンジ)は14歳の気弱な少年。
長い間別居していた父・碇ゲンドウ(いかり ゲンドウ)に呼び出され、第3新東京市に引っ越してきます。
ゲンドウは国連直属の秘密組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令を務めており、息子のシンジを汎用人型決戦兵器、エヴァンゲリオン初号機のパイロットにしようと企んでいました。
シンジは高圧的な父に反発し、初号機への搭乗を渋るものの、同級生の綾波レイ(あやなみ レイ)が零号機のパイロットとして酷使されていることを知り、しぶしぶ初号機を駆って戦います。
ネルフの敵は地球外から侵略して来る巨大生物、使徒(しと)でした。
戦闘指揮官・葛城ミサト(かつらぎ ミサト)と同居しながら、中学生とパイロットの二重生活を送るうちに、シンジは関西出身の同級生・鈴原トウジ(すずはら トウジ)や、エヴァンゲリオンに憧れる相田ケンスケ(あいだ ケンスケ)、ドイツから留学してきた弐号機パイロット、惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう アスカ ラングレー)と交流を深めていきます。
その矢先、エヴァンゲリオン参号機の起動実験にて惨劇が起きます。
参号機に寄生した第13使徒が、本体を乗っ取って暴走させたのです。
最新型の参号機はレイが乗る零号機、アスカの弐号機を圧倒し、残るはシンジが搭乗した初号機だけとなりました。
辛うじて参号機を倒すのに成功したものの、戦闘後に衝撃の事実が判明。
参号機のパイロットはシンジの友人・鈴原トウジ(すずはら とうじ)だったのです。
初号機の手でコックピットごと握り潰されたトウジは重体に陥り、両足の切断を余儀なくされました。
この事件にショックを受けたシンジはパイロットを辞し、父やネルフから距離を置こうとします。
直後、第14使徒が出現。
迎撃に赴いたアスカの弐号機とレイの零号機は大破し、シンジは二人を救うため、再びエヴァに乗り込んで第14使徒を撃破しました。
続く第15使徒は精神汚染を得意とし、辛い過去を蒸し返されたアスカは廃人化。
レイも第16使徒に敗北、死亡します。
共に戦ってきた仲間の死にシンジは動揺し……。