『半分、青い。』のあらすじと短い解説

今回の記事では2018年上半期の朝の連続テレビ小説『半分、青い。』のあらすじをご紹介します。朝の連続テレビ小説としては98作目にあたります。

脚本はトレンディドラマの女王・北川悦吏子書き下ろし。バブル期を舞台に女性主人公の成長を描いた、爽やかな青春ストーリーになっています。

主人公の楡野鈴愛(にれの すずめ)は女優の永野芽郁が好演しました。コミカライズも存在しています。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『半分、青い。』のあらすじ

1971年七夕の日、岐阜県の山奥にある東美濃市。ここで食堂を経営する若い夫婦に次女が誕生します。

長時間の難産で消耗しきってた母親・楡野晴(にれの はる)は、父親・宇太郎(うたろう)と娘の無事を喜び合い、「鈴愛(すずめ)」の名前を与えました。

同じ日、鈴愛が産声を上げた病院で男の子が産まれます。鈴愛より少しだけ早くこの世に送り出された男児は、萩尾家の長男・律(りつ)といい、二人は幼馴染として育ちます。

出典:電子書籍「半分、青い。」1

優しい両親と姉の愛情に育まれ、鈴愛はおてんばな少女に成長しました。しかし勉強はからっきし。

趣味特技は絵を描くことで、暇さえあれば画用紙やノートに向かっています。

かたや律は引っ込み思案で内向的、物理が好き。興味の方向性が正反対な二人は仲が良く、親友ともいえる関係になります。

そんなある日、鈴愛の左耳に突然異変が起こりました。大学病院の医者はこの症状をムンプス難聴と診断し、二度と治らないと告げました。

左耳に障害を負った鈴愛は、家族の心配をよそに逞しく育ち、律と共に進んだ高校で友人に恵まれました。

高校3年の時、受験で忙しい友人に構ってもらえず退屈していた鈴愛は、律が貸してくれた少女漫画の虜になります。漫画の作者は秋風羽織(あきかぜ・はおり)といいました。

鈴愛は秋風の漫画に感動し、自身も漫画家に憧れ、処女作を描き上げました。

後日秋風のトークショーに参加すべく上京した鈴愛は、漫画の原稿を彼女に気に入られ、就職せず弟子入りを決めます。律も東京の大学に進み、二人はご近所さんになりました。

高校卒業後、秋風の自宅兼事務所『オフィス・ティンカーベル』で働き出した鈴愛。

しかし現実は上手く行かず、先輩アシスタントの食事の支度や雑用に追われる日々が続きます。

理不尽な扱いに遂に耐えかね、秋風に直訴した鈴愛は、原稿にカケアミを描く課題を与えられました。

課題の出来次第では待遇を改善すると約束され、はりきってテストに挑む鈴愛を、意地悪な先輩たちも次第に応援するように。

鈴愛は秋風を見返し、漫画家として成功を掴めるのでしょうか?

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