009にロボコンに…石ノ森キャラばっかりの町があった
(上)仮面ライダーのいる改札(中)飛びしちゃってます!(下)ストリートでは009もヒップホップ風に。
「サイボーグ009」「仮面ライダー」「がんばれロボコン」等、石ノ森章太郎といえば誰もがそのキャラクターを一度は目にしたことのある大漫画家。その石ノ森章太郎の生み出したキャラクターばっかりの町があるというので行ってきた。


そこは宮城県石巻市。仙台駅から「仙石線」で1時間ちょっとの距離にある。「石巻駅」を降りてみると早速ホームのいたるところに石ノ森キャラ。自動販売機もトイレの案内も全部マンガ!これは賑やか。

仮面ライダー像の立つ改札を抜け、通りを歩いてみる。駅から「石ノ森萬画館」までの約1kmは「マンガロード」になっていて、それはもうどこを見ても石ノ森キャラといった勢い。
あちこちにキャラクターの像が立っているし、マンホールのフタもロボコン仕様。「マンガ神社」なるものまで! また、商店街をめぐるスタンプラリーもあって、スタンプを集めるとカンバッジがもらえたりと至れり尽くせりなのである。

宇宙船のような不思議な形をした「石ノ森萬画館」は、貴重な原画をたくさん見ることができるのはもちろん、サイクロン号に乗れたり、自分の顔をキカイダーと合成できたりと楽しい展示盛りだくさん。今年12月まで開催中の特別展「仮面ライダー新世紀展」では、改造人間を生み出す「改造台」の上で記念撮影という素晴らしい企画も。マンガ5000冊とアニメ200本を心ゆくまで楽しめるライブラリーも用意されていて、一体どれだけの時間が必要なんだかわかりません…。

と、石ノ森ファンだけでなく全てのマンガ好きにおすすめしたいこの石巻市。
今回私が一つだけ後悔しているのは「マンガッタンライナー」に乗れなかったこと。仙台−石巻間を結ぶ夢のマンガ列車「マンガッタンライナー」の車内は石ノ森キャラクターであふれ、なんと車内アナウンスはロボコンによるものだという…。土日祝日、1日1本だけの運行なので乗りたい方はぜひ下調べを!(スズキナオ)