首位との5打差を縮めたかった最終日に「74」を叩いた松山英樹。3バーディ・3ボギーで迎えた最終ホールではピンをまっすぐ狙ったセカンドがグリーン右の池につかまりダブルボギー。
1番から暗雲が立ちこめた。ティショットをバンカーに打ち込むと。アゴが近く、セカンドはそのアゴに当たって前方30ヤードほどに出ただけ。ボギー発進とすると、終始流れをつかめずに1日が終わってしまった。
「ノーマルなショットに関してはだいぶんいい感じになってきている」とミスがありながらも、上向きは感じている。
2日目、3日目は一定の納得感を得られたが、「パッティングは1回崩れるとなかなか元に戻せない状況」と、最終日は苦しんだ。5番では「なんであんなにパンチが入ってしまったんだろうって感じです」とバーディパットを2メートルオーバーすると返しも入らず。「何か原因があると思うので、それをしっかりと修正できれば来週もいいプレーができるんじゃないかなと思います」と前を向くしかない。
この2週間は体調が優れないなか、「ジェネシス招待」で予選落ち、そして今週は優勝争いからの失速。「体力が落ちてしまっているので、(来週の)試合までにまず体調を崩さないようにしたいなと思っています」。次週の「アーノルド・パーマー招待」は自宅通勤のホーム。「ちょっとずつ進歩している」という現状から、一気に打開を図る。